小さな資本で稼げる商売を始める時の鉄則〜スタート時のビジネスモデルが大事

 起業時にどんなビジネスモデルを選ぶかで稼げる額もある程度決まる、とキミアキ先生はおっしゃいます。いくら頑張っても、そんなには稼げないビジネスが数多く存在するからです。では、小さな資本で稼げる商売を始めるにはどうしたら良いのでしょうか?心構えはもちろんのこと、どんなビジネスモデルを選べば良いのか?も含めて解説いたします。

どうせ商売始めるなら世帯所得2千万くらいは目指そうよ。


 今日は、「小資本ビジネスで稼げる商売の始め方」というテーマで話してみたいと思います。

 やっぱり、選ぶ商売によって、あとあとで凄く大きな差がついちゃいます。

 いくら頑張っても、そんなには稼げないっていう商売が結構ありますからね。

 始める時に、ちゃんと頭をクルクル回して考えてみましょう!というテーマです。

 会計事務所側から言うと、社長たちの世帯所得(だいたいは家族に所得を分散させるので合算ベース)で2千万円くらいまでいくと、かなり税金をコントロール出来ますので、手取りもかなり増えます。

 ですので、これくらいまでいくと社長さんも、会計事務所に対してうるさい事を一切言わなくなります(笑)

 「こんな感じで効果の大きい節税をやっておきますね」って言うと、「あ〜、うんうん田中ちゃん、それで良いよ!よろしくよろしく!」みたいな感じで終わっちゃいます(笑)

 でね〜、稼げていない会社がねぇ、色々、色々うっるさいんですよ〜(笑)

 そんでもって手間もかかるし…

 ということで、会計事務所的にも、社長さんの手取りで2千万円くらいまでは上がってきて欲しいワケです。

 稼げる商売を始めて欲しいんです。

欲望を明確にしないとビジネスは成功しない


 まず大事なのが心構えです。

 社長の年齢にもよるんですが、残された時間で「競争心」を付けていかなくてはいけません。

 商売をしている人がアナログ時計をしているのが何故かってご存知ですか?

 あと、人生60分法って聞いたことがある人はいませんか?

 商売をしている人がアナログ時計をつけているのは、アナログ時計を見て「残された時間」を確認しているからなんですよ。

 例えば、なんか今日やる気が出ないな〜っていう時でも時計を見ると、私は48歳ですから「48分だな〜残された時間は12分しかないよな〜(焦)んあ〜かったるいけれど、また一歩進んでみるかッ!」みたいな感じで、人生を60分にあてはめて考えるんですね。

 要するに我々はもう残された時間が無いんです。

 これが20代だったらね、残された時間はたっぷりあるし、「まだ30分以上あるじゃないか〜 ♪」って感じでワクワクドキドキすることをやっても善し!と思うんですね。

 つまり、この残された時間で欲望を明確にしなければいけません。明確にです。

 ”自分はこんな風になるんだ!!”って。

 その明確さが無いから、変な商売を始めてしまうんです!

 この”欲望”については神田昌典さんも「欲望を明確にすること」を常々言われていますが、本当に大きいんです。

 欲望なんてね、ほとんどが不純なんですよ。

 「ベンツ乗りてぇ」とか「イイ女をはべらせてぇ」とか、だいたいそんなモンですよ。

 そして、そんなんで良いんですよ(笑)

 だってね、もう40代になったら、もう20分残ってないんだから!

欲望を明確にするとやりたい商売と儲かる商売の違いが見えてくる


 欲望を明確にするとおのずと見えてくるものがあります。

 それは、儲かる商売と、自分がやりたいことの違いが分かるようになることです。

 「こういうことがやりたい!人の役にも立つだろうし!」

 ところが、「いくらやってもこれ、儲からんぞ…」って。

 これは商売ですから、いくらやっても儲からない商売を選択すべきか、どうか。

 それを選択して、自分が持っている ”ふしだらな欲望(笑)”を叶えることが出来るのか、どうか。

 正直な話をすると、欲望の強い人の方が成功するんですよ。

 競争して競争して、残された時間を確認しながら「俺の人生あと◯分だァーーーッ!」みたいな、ガツガツやっている人たちの方が結果を残すんですよね。

小資本ビジネスは仕入れ無しで固定費が低いことが鉄則


 商売を考えていく時に、効率よく世帯所得を2千万円にするんだったら、1にも2にも、まずは競合がない商売をするのが1番です。

 小資本ビジネスなんでね、やれることがもう決まっているんですよ。

 自分の体、自分の能力を使って何が出来るのか、ということに絞られますから。

 ところが東京なんかは競合が無いなんていうのは、もうほとんど無いですから、競争して勝っていかなくてはいけない。

 より目立っていかなくてはいけない、ということですね。

 仕入れは本当は無い方が良いですね。

 これは私が尊敬する公認会計士の先生がおっしゃってたんですが、「究極の商売っていうのはさ〜、仕入れも無くて、固定費もかからないやつ。なんだと思う〜?情報商材だよ」って(笑)

 本当にそう。商売としたら本当仕入れも無いし、固定費が低い。ほぼかかりませんからね、あれが究極の商売です。

小資本ビジネスは資金回転が早いことが鉄則


 それから資金回転が速いことも大事です。

 これは仕入れが無いと資金の回転もだいたい速くなります。

 仕入れがあっても、資金回転の速い商売をやっている方もいらっしゃって、その人は凄いんですよ、月に2回、必ず全部を現金化するんですよ。

 ですから月に2回転させて、1年間で24回転させてるんです。

 その方、もうチョット頑張れば世帯所得2千万円行きます。ひとりで。

 本当ひとりぼっちでやってますからね、世帯どころか誰も手伝わなくて良い!俺ひとりで行く!みたいなね。

 これは資金回転が速いからなんです。

自分に強みが無ければマーケット側から商売を考えよう


  • 競合なし
  • 仕入れなし
  • 固定費が低い
  • 資金回転が速い
 この条件を見ていくとね、そんな良い商売なんて無いよ〜ってやっぱり思います。

 私も思います。

 ですからせめて2つぐらいはクリアしておかないと。

 究極は”競合なし”ここなんです。

 ですから競合の件については、ランチェスターの”ランチェスター営業法”っていうのがあるんですけれど、とにかく弱者っていうのは、陸の孤島みたいな所を狙え!と。

 要するに競合がいないような所へ行って、そこを独占してしまえ!みたいなね。

 陸の孤島は我々も色々と探します、「競合いない所〜競合いない所〜…よし!そこに出店だーー!」みたいな感じで。

 そういうことがよく分からなくても、自分の強みと市場をマッチングさせれば良いです。

  「自分の強みってのは何なんだろうか?」

  「逆にあそこの市場は絶対余っているはずなのにな。」

 とか、そういう所を上手くマッチングさせれば良いんですね。

 言ってばかりでは駄目なので私もちょっと考えました。

 ここら辺(中野区)で、小資本ビジネスって何やろうかな…って。

 まずは市場においては、私は選挙の時、中野区を自転車でグルグル走り回っていました。

 その時に洗車場がありまして、そこの前にけっこう良い車がガァーッと並んでいるんですよ。

 洗車場待ちで。あんなに待つんだ〜…って。

 そこそこの車に乗っている人たちって、だいたい成功している人たちですから、だいたいせっかちなんですよ。

 そのせっかちな人たちが待っているんです。…これカネになるんじゃないかな〜って。

 つまり、並んでいる人たちの家に出張で行ってあげて、洗車してあげれば済むことじゃんって。

 じゃあ、そこで自分の強みってあるかな?って考えて、誰か遊んでいる女の子たち集めてくれる奴はいないかな?って。

 それでたまたまいたとしますよね?女の子集めがめちゃくちゃ上手い奴が(笑)

 そういう人が仲間にいることも自分の強みなんですよ。

 そのあとは、

  • かわいい女の子を集めて洗車ガールズを組む
  • 余っている高圧洗浄機を安く買って持たせる
  • 洗車ガールズのチラシを作って車持ちの金がありそうな一戸建ての家にガンガン配る
  • 洗車終わった後に、ついでだから庭の水やりサービスなんかもやってあげる

 そんなことをやれば、そこそこ商売になりそうじゃんって。

 商売ってそれくらい単純で良いんですよ。

 自分の強みって何かな?俺の強みって無いなって思ったら、市場の方から考えれば良いわけです。

 それから、これは俺出来るのかな?って。

 そういう風に考えてやると、世帯所得2千万円くらいにはなる小資本ビジネスが出来るというわけです。

 こんな風に、ビジネスって”始め方”が大事だということを、ぜひ覚えておいてくださいね。



(執筆者:タナカキミアキ)

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