「生まれながらの才能」なんて他人の後講釈・結果論に過ぎない

 成功している人は「生まれながらにして才能がある」と表されることが多いものです。確かに成功する人は「生まれながらの才能」を持っています。ただし、ここで言う才能とは単に他人の後講釈であり、結果論に過ぎません。チャレンジして成功すれば、誰もが「生まれながらの才能」を持っていることになります。「悩むくらいならやってみろ」島倉さんの解説です。

「才能のない人は成功しない。」これも真なり


 今日は「世の中、生まれながらに才能がある人だけが成功するのか?」というテーマでお話してみたいと思います。

 それで、これを言ってはオシマイなのですが、ぶっちゃけた話、才能のある人だけが成功する、これに対する答えは「YES」です。

 世の中を見てみれば、成功している人はもちろん努力しているんですが、才能のある人が成功していると思いませんか?

 才能の無い人は成功しません。辛いようですが、これが現実です。

他人の言う才能は後講釈・結果論に過ぎない


 ただし、私が言う「才能の定義」は、多くの人が考えているものとは全く意味が違うんです。

 確かに、才能のある人だけが成功するのですが、才能があるかどうかは、物事に取り組んでみるまで誰にもわからないんです。

 つまり、成功した人は、才能があるから成功したのではなく、成功したから才能があると外野が評価しているだけの話で、「生まれながらの才能」なんて他人の後講釈、結果論に過ぎません。

 たとえば、社長さん方を見ても、昔は勉強もできなくて、親はもちろん教師もその将来を危ぶんでいたのに、それがなぜか今は社長としていっぱしにやっている、という方って結構いらっしゃいませんか?

 ずーっと怒られて、コイツはまともな大人にならないかもしれない。って思われていた人が、立派に経営者を務めているんです。

 逆に、親からみんなから「貴方には素質がある。才能がある。」なんて言われて来たのに、ドロップアウトしてしまったり、自立して思考できないサラリーマンみたいになっちゃう人って多いじゃないですか。

 実際に、サラリーマン時代に「お前は経営者タイプだよ」なんて言われても、殆どの人が起業して失敗するわけです。

 つまり、他人から見た才能、「君には才能がある」という評価なんて、全く役に立たないっていう話なんです。

生まれながらに才能がある人がやっていること


 じゃあ、「生まれながらに才能がある」と評価される人がやったことは何かというと、自分の意思でチャレンジしたら成功した、これだけの話なんです。

 チャレンジして成功したら、「生まれながらに才能がある」って評価されているに過ぎません。

 そういう人が何をやっているかというと、失敗しても成功するまでチャレンジし続けて、結果として他人の言う「生まれながら才能のある人」になるわけです。

 だから、素質とかIQとか、才能のある無しなんかで、しのこの迷ってるくらいだったら、まずはやってみる、これ以外に「生まれながら才能のある人」になる方法はありません。

 大事なのは「悩んだらやれ」ということで、とにかくやってみましょう。


 
(執筆者:島倉大輔)

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