いまさら人に聞けない!接待の基本

 「接待」と一様にいえど、いまいちピンとこない方、いらっしゃるのではないでしょうか?私も実際に、以前は接待と聞くと、スーツの方が笑顔でお酒を注いでいる場面しか思い浮かびませんでした。もしそんな状態で、「接待しろ」と指示が来たら、ちゃんとした接待は難しいですよね。そこで今回は、接待の基本について、ご紹介していきます。これで勉強して、接待のいろはを身につけましょう。

まず決めること


 最初に参加する方と、日程、場所を話し合いましょう。参加する方についてですが、基本的には、接待する方と同等、もしくは上役の方に参加してもらうことが決まりです。次に場所について、自分の都合ではなく、相手方の来やすい場所や、帰りやすい場所を選ぶと好印象です。しかし、相手方の都合もあるので、リサーチが大切です。(会社から離れたい、○○のあるところがいい、など)

リサーチ


 次に、接待する相手方のことを調べておきましょう。会社についてなどのお堅いことばかりではなく、たとえば趣味のこと、休日のこと、好きな食べ物のことなど、情報収集が大事です。さりげなく話題を振って、相手の方をいい気分にすることは立派な戦略ですよ。

接待当日


 いよいよ接待当日です。当日は、必ず先方より早く、できれば30分前には現地に到着して、最終チェックをすることが望ましいです。ここでもリサーチは生きてきます。好きな食べ物、嫌いな食べ物のチェック、お酒の手配など、きちんとしておきましょう。

接待開始


 先方がお見えになったら、まずはご挨拶しましょう。席まで御案内したら、席順には気を付けてください。お客様は上座、というのは常識ですが、その際接待する側の担当者が、一番出入り口に近い席に座りましょう。細かな注文をする際、必要になります。お酒の減り具合には注意しましょう。中にはお酒が飲めない方がいる場合があります。接待する側の者が飲めない場合も、無理して飲む必要はありません。一言断りを入れて、そそぐことに専念しましょう。

話す内容


 次に、実際の話題について。踏み込んだ仕事の話をしたい方、仕事の話はしたくない方など、様々な方がいます。実際に話のかじを取るのは、その場にいる上司の仕事なので、自分はサポートに回りましょう。その際、きちんと空気は読むようにしましょう。ここでもリサーチは生きています。事前に調べた内容をきちんと整理しておきましょう。

最後に


 お会計の時大事なのは、相手に気づかれないようにすることです。スマートに行いましょう。また、相手方に二次会に誘われた場合は、快くお受けしていきましょう。お帰りになるときは、タクシーの場合も、歩きや電車の場合も、相手方が見えなくなるまでお辞儀しているのが礼儀です。状況によっては周囲を確認して、その場で判断してください。最後に、次の日朝一番でお礼をいいましょう。その場合は、メールでも問題はありません。


 いかがでしたか?今回は掻い摘んでご紹介しましたが、もっと突き詰めていけば奥が深いのが接待です。いざという時のために、しっかり勉強しておきましょう。