2017年8月9日 07:45

8日(火)の東京ゴムは反発のあと、上海ゴム安受けて急落。

2017/08/08 21:25
 ドル=円相場は、朝方の110円70銭から徐々に円高に転じて、午後に110円50銭台の取引となった。
 東京株式は小高く始まったが、その後、円高を受けて売り優勢になった。前場引け前に急落して、その動きが後場も続いた。日経平均は前日比59円安の19,996円で終えた。

 東京商取の金は、前日のNY金が小動きのあと、きょうのドル建て現物相場の堅調推移を受けて、小口買いが優勢となって前日比3円前後高。白金はNY白金高を受けて高寄りして、ドル建て現物相場も堅調に推移したため30円前後高で引けた。
 石油は海外原油相場の小動きを受けて、動意に欠ける相場になった。この日の海外原油が小幅安、為替もやや円高に振れたことで、上値が抑えられた。ガソリンは140円安~50円高、灯油も10円安~220円高。原油は100円安~180円高。

 東京ゴムは小高く始まったあと小幅続伸したが、買いが出尽くしたあとはジリ安になった。そして上海ゴム急落に同調して、期中~期先限月がマイナスになった。

 寄り付きは、様子見ながらも小口の買いに小高く始まり、その後も堅調に推移した。上海ゴムが高寄りしたのを受けて、まとまった買いが入り続伸した。
 しかし、上海ゴムが反落に転じたので、東京ゴムも買いが窄み、手仕舞い売りが優勢となって下げだした。

 その後も東京ゴムは、上海ゴムが追随して下げる展開となり、引けにかけて買い戻しが入ったが、当限の8月限(前日比0.5円高で引けている)を除き、9月限~1月限が1.4~2.6円安で引ける相場となった。
 各限は、きょうの高値から5~7円近く下げた。先限の1月限は215.3円の高値を付けたが、208.54円へ下げて209.8円、2.2円安で引けた。

 上海ゴムの上伸、急落に追随した相場になったが、高値から5~7円弱も下げた相場を見る限り、相場には『強さ』が感じられなかった。

 先限は7月26日に付けた218.7円以来となる、215.3円高値を付けたが、チャートは『やや長い上カゲを引いた陰線』で、8月2日の200.3円安値からの『反発相場の天井を打った』と見られる線を引いた。

 ただ夜間取引では、210円台を回復する反発相場になったため、このまま崩れていく相場でもなさそうだ。明日の相場が、小幅安で留まるなら205~215円幅の、もち合い相場が続くことになるとみておきたい。
【オスマン】