2017年8月18日 08:21

17日(木)の東京ゴムは高値更新のあと、引けにかけて反落。

2017/08/17 21:55
 ドル=円相場は円高となって、110円台を割り込んだ。10時45分に109円66銭の高値を付けた。その後は円安に転じて、夕方に110円台を回復した。
 東京株式は、売り買いが交錯した。日経平均は前日比26円安の19,702円で終えた。

 東京商取の金は、前日のNY金高を受けて上伸のあと、ドル建て現物相場高となったことで続伸して、前日比20円前後高で引けた。白金もNY白金高を受けて伸したが、手仕舞い売りが出て伸び悩み、前日比20円前後高で引けた。
 石油は前日の海外原油が下落したうえ、為替の円高を受けた売りに急落した。しかし、海外原油の夜間取引の堅調を受けて下げ渋ったあと、引けにかけて売りが出て続落、ガソリンと原油は前日比700円超安、灯油は800円前後安で引けた。

 東京ゴムは高寄りのあと続伸して、先限が220円台に乗せる続騰となった。しかし、その後はもち合いが続き、引け直前に売り優勢となって反落した。

 寄り付きは、前日の上海ゴムの夜間取引が、大幅続伸したのを受けた活発な買いが入り高寄りした。その後も堅調に推移して、きょうの上海ゴムが「小幅続伸した」と伝わり、さらに活発な買いが入り続伸した。
 当限(8月限)が210.2円と210円台を回復、先限(1月限)が220.3円と220円台相場へ続伸するなど、各限が直近高値を更新する相場になった。

 ちなみに、各限の高値は8月限が210.2円で、9月限が214.8円、10月限が216.8円、11月限が217.4円、12月限が219.0円、1月限が220.3円を付けた。

 この高値のあとは、手仕舞い売りが出て伸び悩んだ。活発な買いが出尽くしたことと、上海ゴムが急伸のあと伸び悩み、ジリ安で推移したことも警戒人気を呼び込んだようだ。

 そして、14時を回ったころから売りが出はじめて反落調となり、14時半過ぎごろから手仕舞い売りが嵩み、急落する相場になった。もち合っていた値頃から3~4円近くの急落となり、午前中に上伸した値幅を『往って来い』する急落となった。それでも各限は前日比1.6~3.0円高で引けて、引け値ベースで直近の高値を更新する相場となった。

 上海ゴムの急伸については、取り立てての材料が囃されていない。16日の夜間取引が上伸したことでテクニカルが買い転換したことで、売り方の手仕舞い買いが誘われたためでないか(取引員営業部)とのの見方をしていた。
 上海ゴム相場の日足チャートは、大きな『ナベ底』が入った型になっており、17,000元台へ続伸する可能性を強めている。

 東京ゴムは、先限が220円台を回復したことで、217~218円間の戻り高値ゾーンを上抜いてきた。目先的には『もち合い、上放れ』相場に転じたと見なければいけない。
 この反発場面を、早々に売りたいところだが、戻り切るのを待って売るようにしたい。
【オスマン】