2017年8月22日 08:31

21日(月)の東京ゴムは、上値を試したあと売り物をかぶる。

2017/08/21 12:19
 ドル=円相場は109円25銭で始まったあと、円安の流れになった。しかし109円台半ばで止まり、109円20銭台へ円高に転じている。
 東京株式は様子見で始まったが、円高を受けた売りが出て下げた。小口の売りにジリ安となり、前場の日経平均は前日比85円安の19,384円で終えた。

 東京商取の金は、前週末のNY金安を受けて安寄りして、その後はドル建て現物相場の下落を受けて続落したが、4,500円台割れで買い戻しが入り反発して、正午現在は前日比10円前後安で推移。白金はドル建て現物相場安を受けて安寄りして、その後もジリ安が続いている。正午現在は3~9円安。

 石油は前週末のNY原油が急反発になったことと、同夜間取引も堅調に推移していることから買い優勢の相場となり、ガソリン、灯油は900円前後高、原油は1,000円超高と急反発している。

 東京ゴムは、前週末の上海ゴム夜間取引の堅調を受けた買いに、高値挑戦の動きになったが、戻り待ちを浴びて反落。

 寄り付きは、前週末の上海ゴム夜間取引の堅調を受けて堅調に始まった。直後に上値を試す展開になったが、すぐに手仕舞い売りが優勢の取引に変わり反落した。

 寄り付き直後の高値から3円前後の反落となり、このままジリ安相場になるかと見られたが、きょうの上海ゴムが「堅調に始まった」と伝わり、一転して買い優勢の相場になった。
 しかし、小口の売りが出きて戻りが鈍くなり、上海ゴム相場の動向を気にしながらのもち合い相場で推移している。

 先限1月限が寄り付き直後に219.4円まで上伸したが、この値で止まってしまった。そして215.5円まで3.5円幅反落して、その後は217円前後の取引が続いたが、正午前に売り優勢となって急落した。
 
 きょうの上海ゴム相場が堅調に推移していることからして、午後の相場でもう一度、220円相場に挑戦する展開となる可能性が残されているか…。
 もちろん、上海ゴム相場が上伸することが条件になることは言うまでもない。

 上海ゴム中心限月の1月限が、16,700元近くまで上伸した。17日に16,990元高値を付けて、18日に16,110元まで押していた。きょうは16,700元近くまで反発したことで、目先的には強い相場が続く可能性が強そうだ。ただ、上海ゴム相場も目先的には、独自の強気材料が見当たらないので、テクニカルで、どこまで買い上げられるか見守るしかない。

 東京ゴムは、きょうの午前中の動きだけでは、目先の方針を決めることができない。もう一両日、様子を見ていたい。戻り売り有利と思っているが…。
【オスマン】