熊本県内の多くの中小企業が頼りにするとある団体様へリーダーシップ研修を行ってきました。
熊本の震災後は操業もままならない状況の企業様を前にして、話を聴いてあげることはできても、どうすれば前を向いてもらえるかがわからない、どうやって彼らを元気にできるのだろう？と悩みを抱えていらっしゃいました。

そんな状況を打破することを目的に、
「相手との関係性を保ちながら、お互いが納得感や安心感を得て、望む方向へ導けるリーダーシップスキルを習得」
していただく研修を行いました。

1回目は、受講者の方々の思いをそれぞれシェアし、いかにして視点を現在から未来に向けるか、そしてその未来をより鮮明で身近なものにするために必要なスキルを理解し、実践していただきました。

以下は受講された方からいただいた感想です。

「仕事や生活においてどんな悩みや課題をもって今回の研修に臨まれていますか？」
・震災復興企業への対応、人とのコミュニケーション
・自分自身のリーダーシップやリーダーとしての行動と将来のビジョン（３名）
・リーダーシップの意義とは何か？他社へのアプローチ方法は？
・仕事や生活において周囲を安全安心な状況にさせる自分の役割を果たしているのか疑問
・コーチングスキルとはいったい何なのか？
・主体的に行動したり自分の意見を発言したりということが苦手で少しでも自分が楽になれたらと思い今日は臨んだ。
・言葉が自分の意思とは違った意味で取られているのではないか？
・自分の気持ちを言葉にするのはむつかしい
・地震で被災した経験から企業や職場で困りごとを抱える人の手助けをしたいが、何をしたらいいのか、どうすれば前を向いてもらえるのかわからない。背中を押せる自分になりたい。

「研修で得られたもの、新しい気付きや考え方の変化、新たに芽生えた願望などは？」
・ただ単に頭の中で考えるのではなく、文章化しその内容を考えることが必要だと痛感。
・ビジョンを描き、それを実現させること（２名）
・ビジョンの考え方
・自分のビジョンを描くことの難しさを痛感したので、行動を習慣にしたい
・ビジョンの必要性と繰り返し意識することの大切さ
・リーダーシップを発揮するための想像力が自分自身に不足していると感じた
・自分自身を知ることが出来たことが大きかった。未来の自分を想像すると前向きな気持ちになれました。
・リーダーは自己実現の欲求を持つ人であること
・相手のことをよく見ることが出来れば、相手のことを理解できる
・リーダーシップは奥が深い、私にもリーダーシップがあったのかと気づきました
・「支える」コーチングも立派なコーチングなのだと新たに気づき、支えてだれかを幸せにしたいという願望をさらに強く持ちました。

「研修を受講すると決めた理由は？」
・前回の研修が良かったのと、震災企業への対応方法を学びたかったので
・ビジョンがなくて悩んでいたため
・触媒おいても家庭においてもリーダーシップについて学びたかった
・新たな自分を発見したい、刺激を求めて受講希望した
・セルフコーチングに興味があったから
・コミュニケーションの能力を向上させたかったので
・自分が変わるきっかけになるかなと思い参加した
・人と接したり話したりするのが怖いときがあったので
・コーチングとはいったい何なのか？と気になったので
・震災とその後の経験から、誰かのために役立つ自分になりたい、自分の思いを誰かとシェアしたいと思ったから

「研修での気づきをどのように活かしますか？」
・日々の企業との接触する機会で、今まで十分な聞き取りができなかった経営者から悩みを聞き取ります
・今日の学びを紙に書き、人に話して繰り返し反復することにより、自分の技術にしていきたい
・職場や家庭の日常生活全般でビジョンを意識したい
・毎日の相談業務の際に、学んだことに留意しながら対応する
・こうなりたいという自分をもっと明確化したい、そして自分に問いかけるということを日々の暮らしの中で習慣化出来たらいいなと思う
・日常の行動に活かしていきます
・相手のことをよく見ます
・相手の顔を見て笑顔で対話します
・ビジョンを創り自分を棚卸するいいきっかけになったので実践したい、まずは自分に余裕を持ち、人とのコミュニケーションをいろいろ恐れずに積極的に行う

「研修の感想、もっと知りたいこと、要望、メッセージ」
・この研修を活かすために読んでおいたほうが良い本を紹介してほしい
・自分の欠点の把握、改善のための手法を知りたい
・セルフコーチングの難しさを感じた
・新たな視点を提供していただきありがとうございます、楽しい研修でした
・受講者も前向きな姿勢になっていたような気がしました
・次回の研修を楽しみにしております（2名）
・受講してよかったと思います、頑張ってください
・強い心を持つにはどうしたらいいか？
・自分と同じようなことを考えている人が10人もいたのに感激しました。新たなメンバーでコミュニケーションを深める良いきっかけづくりとなれば、そして職場の雰囲気が復興に向けてもっと前向きになればいいなあと思い、そのパワーを企業支援に向けていきたいです。
・感謝の言葉（多数）

熊本を襲った未曽有の大地震からやがて半年になろうとしていますが、復興はまだまだこれからです。
被災企業に対し、何か彼らの支援ができる術はないか、彼らの背中を押してあげられることはできないか、と真剣に考えておられる職員の方々の悩みを解決できるよう、全力で取り組んで参ります！