2014年11月20日 21:04

さや取り道場~サヤ取りの利益

こんにちは。
シェバリー株式会社、サヤ取り達人プロジェクトです。

「サヤ取り」は、値動きを「予想」する投資法ではありません。株価が上がるか下がるかには、全く頓着せずに、2つの銘柄の株価の差(サヤ)のみに着目します。市場でどんなイベントがあっても気にしません。株価が下がっていても問題ありません。重要なのは、2銘柄間の差額(サヤ)の動きだからです。あくまで『市場は効率的である』というマーケットの原理に則って、機械的に売買する投資法なのです。

どの銘柄が人気化するかは、どんなに理屈をこねまわしても、結局のところ(あいまいな)「予想」です。思惑が外れることも多いでしょう。良い材料が出ても、いわゆる「材料出尽くし」で、株価は下がることが多いものです。良い材料が出れば必ず株価が上がるという法則があれば、だれも損はしません。

一方「サヤ取り」では、株価を動かす「材料」そのものにもまったく無関心です。一定以上の割安・割高が生じたら(サヤが開いたら)、それを是正するように仕掛けるだけです。サヤの開閉は単純な数学的な問題ですから、コンピュータが計算して、完全に判別することが可能な事柄です。極めて単純な投資法ですが、この方法が有効でかつ安全性が高いことは、数多くの億万長者を生み、今も多くの機関投資家たちの手で運用されていることからも分かります。海外では個人投資家の多くが「サヤ取り」を取り入れています。

サヤ取りによる利益は、株価連動のブレ、つまり仕掛け時と手仕舞い時のサヤの差です。
損益=仕掛け時のサヤ(価格差)-手仕舞い時のサヤ(価格差)
「サヤ取り」での損益は、株価の上下ではなく2銘柄のサヤ(価格差)のブレ(=サヤの差)なわけです。

もちろん何も考えずに仕掛ければ、サヤ(価格差)がこの後広がるか縮まるか「運まかせ」です。運まかせでは、資産形成はおぼつきません。「サヤ取り」では、仕掛ける前に銘柄ペアの値動き分析して、これからサヤが縮まるのか広がるのか見極めることが重要なわけです。

つまり「サヤ取り」では、仕掛けの段階で「どう手仕舞うか(手仕舞いのタイミング)」も決まっています。購入後の値動きを見ながらいつ売ろうかと考える通常の売買(片張り)とは、理論的にも心理的にも全く異なる投資法です。