ゴールデンウィーク(GW)の軍資金をつくる ~書籍編~

読まない本を売って連休の軍資金をつくろう
 ゴールデンウィークが近づいてきました。今年はどこに出かけるのでしょうか?

 でも、その前に、お財布の心配もありますよね。消費税も上がったので、昨年とはちょっと様子が違うかもしれません。ゴールデンウィークは気分も高揚して、ついつい散財しがちです。もちろん、せっかくの休みなので羽を伸ばすのはとてもいいこと。でも、心のどこかでお金のことを考えてしまうのも正直なところでしょう。

 そこで、ゴールデンウィークの軍資金を作ってみてはどうでしょう。ということで、おそらくほとんどの人の家の中にある本を出品するときのコツをお伝えします。


人気があるうちに売る
 本は小説やビジネス書、漫画などいくつかのカテゴリにわかれます。ただ、共通しているのは有名な著者が書いた出版して間もない本は、割と高値で売れるということ。もしくは、ドラマ化や本屋大賞、直木賞などがきっかけで人気が出た本も急に取り引きが増え、価格も上がってきます。

 たとえば、ドラマ「半沢直樹」がヒットして、著者の池井戸潤さんの本の取り引きが増えました。もし、出版間もない本が手元にあって、もう読まないと思うのであれば、早めに売ってしまったほうがいいでしょう。基本的に時間がたつと価値が下がります。


まとめ売りで一気に売る
 小説やビジネス書を売るときのコツとして「まとめ売り」があります。同じ著者の本をセットにしたり、同じジャンルの本をまとめて売るのです。たとえば、先ほどの半沢直樹人気のときには「池井戸潤さんセット」がけっこう出品されていました。また、村上春樹さんなど人気作家が本を出すときも世間的に話題になるので、「村上春樹さんセット」が売れやすくなります。

 同じジャンルというのは、たとえば自己啓発であれば、神田昌典さんや本田健さんなど似たような著者の本をまとめるということです。

 まとめ売りをすると買う側にけっこう大きなメリットがあります。その代表が送料。1冊ずつ買うと、札数分送料がかかります。でも、まとめてしまえば送料がかかるのは1回。たとえ宅急便などを使ったとしても、1冊ずつよりもはるかに安上がりなのです。


汚れや傷があっても売れる
 本を売る時、汚れや傷にも注意が必要です。ブックオフなどはスタッフが直接査定をするので、傷や汚れがあると買取不可の場合もあります。もし事前に汚れを落とせるのであればできるだけキレイな状態にしておくといいでしょう。

 オークションなどでは、汚れや傷がついていても売れることがざらにあります。もちろん商品説明には明記する必要があり、それを怠るとクレームを受けることになるので気をつけましょう。また、ビジネス書の場合、書き込みやマーカーでラインを引いていることもあります。それでも出品できますし、落札される可能性もあるので、隠さずに書いておくことが大切です。


できるだけ安い方法で送る
 オークションの場合には、相手に書籍を送ることになります。1冊の場合にはメール便を、1冊~3冊程度の場合には郵便局のゆうメールを使うと安上がりです。それ以上になると、重さの関係もあって宅急便やゆうパックなどを使うといいと思います。できるだけ安い方法で送れるように、発送方法は複数用意しておくようにしましょう。(執筆者:川崎 さちえ)

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