マメにメールチェックして仕事した気になってる社長は成功しない

 オフィスをメインの仕事場としている、IT、コンサルタント、士業の駆け出し社長さんを中心に、とにかくマメにメールチェックすることで、仕事をした気になっている方がいらっしゃいます。しかし、メールチェックは、それをきっかけとしたネットサーフィン、より重要な仕事からの逃避が起きやすく、出来る限り見る時間を決めてやらねば、膨大な時間がムダに流れることとなってしまいます。

マメにメールチェックしている社長は成功しない


 今回は、「マメにメールチェックしている社長は成功しない」というテーマでお話してみたいと思います。

 コンサル先で一緒にいるとパソコンの前に常にいて、一日に何時間も頻繁にメールチェックしている社長さんがいらっしゃいます。

 社長ですから自分が何を見ていようと、従業員さんにも文句言われませんし、やりたい放題です。

 本人は一生懸命にメールで返信して、凄く仕事をした気になっているのですが、思ったように売上があがりません。

 なぜかというと、マメにメールチェックするなんて時間のムダ以外の何物でもないからです。絶対に止めたほうがよいです。

メールチェックで生まれる膨大な時間のムダ


 どうやってメールのチェックから時間をムダに過ごすようになるのか?

 まず最初は「仕事する」ってメールチェックに入るわけですが、そのついでにどこかで登録したメールマガジンを開いちゃうんですよ。

 すると、メールマガジンのリンク先をポチッとして、外部のサイトに飛んで、そこのサイトをじっくり見てしまうと。

 その中で気になるキーワードを見つけたら、ググってウィキペディアにぶち当たって「なるほど」と何かを得た気持ちになるんですね。

 ところが気が緩んでますから、そこから仕事に戻るどころかYouTubeで仕事と全く関係ない動画を見始めて、1時間とかすぐに過ぎ去っていくんです。

 「そんなバカいるのか?」って思われるかもしれないですけれど、無意識にそういう行動を取っているから本人は気が付きません。

 ちなみに、メールのチェックを発端にムダな時間を膨大に使う傾向は、創業したてのお客さんが少ない社長さんに多く見られます。

 特に、オフィス中心で仕事をするような、IT、コンサルタント、士業の社長さんにこの傾向が現れやすいです。

 集客できないストレスから、ついついネットにはまっていって、SNS見て、「元気です」とリア充投稿をして一日が過ぎていきます。

 本人は「物凄く仕事をした」気になっているのですが、全く仕事なんかしていません。

メール見てる暇があったらとにかく営業しよう


 逆に、仕事が軌道に乗っている社長さん、利益を出している社長さんはメールチェックをマメにすることが殆どありません。

 なぜかというと、重要ではない緊急なこと(作業)は他人に対応してもらい、優先順位の高い仕事はリアルの対面や電話で済んでいることが多いため、本人がマメにメールチェックなんかしなくても会社が回っているからです。

 あと、思い起こしてほしいことが、メールで来る連絡に「見てスグに対応しなければならないこと」ってありますか?

 殆ど無いはずですよね。

 駆け出し社長なら、昼間は優先順位がより高い売上をあげるための行動に従事し、夜とか時間を区切ってメール対応するくらいにしたほうが、時間の付加価値を高められます。

 もし緊急性の高い仕事がメールにあったら??相手は絶対に電話してきますよ。メールなんて放おっておいて、一人でも顧客を獲得するために営業してください。


 
(執筆者:島倉大輔)

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