改善の順番を間違えるとWEB集客は爆死不可避〜ブラックな仕事をしないために

 WEB集客の改善に本格的に乗り出す際に、多くの経営者はリーチ数やアクセス数から改善を始めようとします。しかし、この考え方は、WEB集客における典型的な失敗例を産み出します。なぜなら、これらの数字を増やしたところで、成約率やコンバージョン率が低ければ、会社の業績には何ら影響なく、無駄な業務を行ったに過ぎないからです。

WEB集客の改善は順番を間違えると爆死確定


 読者の皆様はじめまして。

 WEB集客コンサルタントの朴智弘です。周りの皆さんからは、パッチ先生と呼ばれております。

節約社長

 なので、ここではWeb集客のパッチ先生という感じで、ここから行きたいと思います。よろしくお願いいたします。
 
 今日は、「改善の順番を間違えるとWEB集客は爆死する」、というテーマでお話していきたいと思います。

 今はWEB集客を取り入れている経営者がほとんどだと思うんですけども、WEB集客って移り変わりが激しいので、どうしてもトライ&エラー、まあ実践と改善ですね、この繰り返しでずっと進めていくわけなんですけども。

 実は、WEB集客を改善していく時って、改善する「順番」というのがあるんですね。

 で、その順番を間違えて改善に手をつけると、爆死する確率が結構高いんですよ。

 でも、正しい順番で改善できている経営者が多いのかというと、決してそういうわけでもないんですよね。

 なので、今回は、「WEB集客はどの順番で改善に手をつければいいのか」について、詳しく見ていきたいと思います。

WEB集客の重要指標はおおまかにこの4つ


 それで、WEB集客の際に把握しておきたい重要指標は、おおまかにこの4つです。

節約社長

 以下、説明しますね。

1)リーチ


 まず、WEB集客で売上が発生する流れなんですけども、1番最初に、あなたが発信している情報に誰かがたどり着くわけですよね。

 これを専門用語では「リーチ」って言います。

 例えば、ホームページ集客ですと、リーチというのは、「GoogleとかYahoo!で、何かしらのキーワードで検索された時に、検索結果画面に自社のホームページが何回表示されているか」と解釈できます。

2)アクセス数


 そして、次に、あなたの情報にたどり着いた人が、その情報に興味を持つ、つまり「見込み客」になるわけですよね。

 ホームページ集客で言うと、この見込み客化というのは、「アクセス数」と解釈できますよね。

3)コンバージョン率


 そして、その次に、専門用語で「コンバージョン」と言うんですけども、アクセスした見込み客からのお問い合わせとか、来店予約とか、そういうものが来た率をコンバージョン率といいます。

4)成約率


 最後に、「成約」して、売上が発生するという流れですよね。

 コンバージョンしたお客様から、どれくらいお金を払ってくださるお客様がいるかを成約率といいます。

 WEB集客でうまくいくためには、これらのそれぞれをどうやって増やしていくかを考えないといけないわけです。

リーチ数・アクセス数から改善すると爆死する


 じゃあ、これらをどういう順番で改善して増やしていけば良いのかなんですけども、多くの経営者は、例えば「どれだけ多くの人にアプローチするか、どうやってリーチ数を増やすか」ということを気にしがちです。

 あるいは、「どれだけ多くのアクセス数を稼ぐか」と、こういった所に目が行きがちなんですけども、実は、この考え方っていうのは、典型的な失敗例なんですね。

 というのも、いくらリーチ数とか、アクセス数が多かったとしても、コンバージョン数が少なかったり、成約が全然決まらなければ意味がないですよね。

 それで、実は、リーチ数とかアクセス数にやたら目が行っちゃう人は、「見込み客はそれなりに集められるようになったけど、コンバージョンや成約は全然集まらない」というパターンに陥りがちなんですよ。

 ですので、例えば成約率とかコンバージョン率が低いままだとしたら、途方もない数のリーチ数とか、アクセス数を目指さないといけなくなるわけなんですね。

 でも、それって、現実的に無理じゃないですか。

 逆に、例えば成約率とかコンバージョン率が高ければ、リーチ数やアクセス数がそんなに多くなくても、売上を出すことができるようになって、経営上は圧倒的に有利なんですね。

 だから、WEB集客をうまく回したいって考える場合、後ろから順番に「成約→コンバージョン→見込み客化→リーチ」と、こういう順番で改善していくことが大切なんですね。

 この順番を間違えると、WEB集客は爆死するので注意してください。

 じゃあ、「成約」「コンバージョン」「見込み客化」「リーチ」のそれぞれの工程を、どうやって良くしていけば良いのかですが、これについては、別の記事でご紹介できればと思っています。


 
(執筆者:朴 智弘(ぱく ちほん))

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