シンガポールの人は「しまなみ海道」がお好き?多様化するインバウンドの行動

 インバウンドが行きたい場所は、東京、大阪、京都だけではない?!シンガポールでは今、瀬戸内海の「しまなみ海道」を組み込んだツアーが高額であるにも関わらず人気なのだそうです。日本を訪れるインバウンドの目的は多様化しており、受け入れる側の私達にもコミュニケーション力が求められます。

シンガポールで人気〜瀬戸内海の「しまなみ海道」ツアー


 皆さんこんにちは。シンガポール在住ファイナンシャルプランナーの永柄正智@CFPです。

 昨日、シンガポールの一大商業地、オーチャードにあるJTBに立ち寄ってみたのですが、瀬戸内海の「しまなみ海道」を組み込んだ旅行商品が販売されていました。

節約社長
(写真はパンフレットの表紙です)

 4泊7日のツアーの価格は、シンガポールドルで早割2,988ドル(日本円で約24万円)からと高額ですが、それでも人気があるようです。

日本を訪れるインバウンドの目的は確実に多様化している


 以前は目的地が「広島」や「四国」というような旅行商品は見かけましたが、「しまなみ海道」や「サイクリング」などにフォーカスしたものはじめて見ました。

 また、私の実家のある広島空港でチャイナエアラインの担当者の方に伺った話ですが、台湾から広島に来られる観光客の中には、自転車を持って(受託手荷物として)来られる方も多く、しまなみ海道でサイクリングをすることを楽しみにされているようです。

 台湾では「しまなみ海道」がとても人気なのだそうです。

 昨年「シンガポール-広島」間の直行便が出来たのもあると思いますが、シンガポールでも確実に日本の地方都市が知られるようになっています。

 以前、シンガポールで「北海道」と書かれたTシャツを着ている人をみて、思わず笑ってしまいましたが、確実に日本を訪れるインバウンドの行動が多様化していると感じます。

受け入れる日本側のコミュニケーション力も求められる


 日本と海外を行き来していると、日本の良さをあらためて実感します。食べ物は美味しいですし、自然が豊かです。

 そして、何より日本人の「ホスピタリティー」の高さも人気のひとつの要因なのでしょうね。

 外国人の方が増えてくると、受け入れる側も対応が必要になってきます。

 今後は日本でも外国人とのコミュニケーションが取れるようになること大切になってくるかもしれませんね。(執筆者:永柄 正智)

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