マーケティング最大の敵は「諦め」自らの意思でビジネスを動かせ!

 各種メディアを使った情報発信、広告、既存客へのニュースレター、販促…マーケティング活動は本当に骨が折れるのに、成果につながりにくいものです。なので、一度始めてもほとんどの人が途中で挫折して止めてしまいます。でも、極少数の諦めずにマーケティング活動を続けた人は、どこかで突然、急激なビジネスの伸びを経験します。自らの意思でビジネスを動かすため、マーケティングを諦めないでください。

マーケティング活動って本当に面倒だし成果につながりにくい…


 「マーケティング活動って本当に面倒だし、なかなか成果につながらないし、もう辞めちゃおうかな…」

 こんなこと、きっと貴方も1度ぐらい思ったことはないでしょうかね?きっとあると思います。

 実際、僕もあります。

 集客やマーケティングのサポートが本職である僕にも関らず、やっぱりありますね。

 起業して1年目、あの時期は精神的にも経済的にも、やっぱりしんどかった。本当にしんどかった。

 自分の仕事の性質上、『信用』っていうのがとても大切な仕事なので、一定の時間軸がかかるっていうのは自分ではわかっていました。

 「今動いても、しばらく売上に反映するのに時間がかかりそうだ」っていうのは自分自身でもわかっていたんです。

 絶対にうまくいくっていう確信を持っていたんだけども、その気持ちと財布の中身がリンクしないもんだから、やっぱり手を休めた時にヤツらがやってくるわけですよ。

 ヤツらとは、『不安』とか『疑念』とか『ストレス』とか『恐怖』です。

 あと、この時期僕が辛かったのはうちの女房の視線でした。

 なんにもプレッシャーになるようなことは言わないんだけれど、「お前大丈夫か?」て目が語っていました。

 これはしんどかったですね。女房と作った家族を守らなければ行けない。

 まぁ、恥ずかしいんだけれど、僕は女房を愛しているわけだし、家族を守ろうという強い使命感も相まって、本当に辛かったのを思い出します。

ある日突然、マーケティング活動は効果を発揮する


 でも丁度2年目に差し掛かろうという時期。正確に言うと10ヵ月目なんだけれども、売上がボーンと跳ね上がりました。

 跳ね上がった。

 今までと何か違う事をやっていたのかというとそんな事はなかったんです。

 今まで通りの行動をずっと続けてきただけんだけども、10ヵ月目に入ったところで、月初から凄い売上が立ちはじめました。

 僕の大好きなスティーブ・ジョブズの名言に、「点と点がつながり、やがて大きな線になる」という言葉があるのだけれど、ほんとにそんな感じです。

 あと、経営コンサルタントとして有名な石原明さんなんかも、「成長曲線」という言葉を使います。

 「ビジネスの成長と言うのは悪い点を境に、急激な上昇カーブを描く」って石原明さんが言ってるわけですよね。

 皆さんはいかがでしょうか。

 売れなかった1年間の間、僕がやってきた事はたった1つしかないんですよね。

 たった1つ。

 それは『正しいことを続けてきた』だけです。

 幸い僕は正しいことを知っていました。問題はそれを続けるか続けないかっていうこの一点だけだったわけですよね。

追い風に乗るだけのビジネスは他者依存のビジネス


 ぶっちゃけ、マーケティング活動なんかしなくても、ガンガン売上が上がる時が実際にあるんですよ。

 「あそこ、全然広告とか売ってないし、販促とか何もしてないけど凄いお客さんだな。」って思うことないですか?

 例えばあなたが小さな子供を対象にした英会話スクールをやっていたとしましょう。

 あなたのスクールの隣に、子育てファミリーを対象にしたタワーマンションができたら、黙ってたって売上も2倍3倍になるじゃないですか。

 こういった追い風に乗るっていうのはビジネスでとても大切な事だから、それ事態は喜ばしいこととして、収益の機会につなげていけば良いと思います。

 でも、数年経ってその小さな子供が中学生になる、高校になるってなったらどうなるでしょうか?

 景気とか社会情勢とか、街の成長度合いとか、こういった追い風だけに頼っているなら、『自分自身の大切なビジネスを常に他者に委ねている』ことになりますよね。

 他社次第、景気次第、社会情勢次第…

 もちろん景気とか社会情勢とか、この外部要因って言われるものはビジネスにとっては大きいんだけども、全部そこに預けちゃってると自分自身で全くコントロールしてない状態になるわけですよね。

 いつまでも続く追い風なんかないですからね。

面倒くさい。一定の時間がかかる。それでもマーケティングを諦めるな!


 だから、マーケティング活動はビジネスにとって1番大きな仕事です。

 マーケティングをやらないでビジネスの成長っていうのは考えられないわけですよね。

 でも、まぁまぁ面倒くさい。一定の時間軸がかかる。

 もちろん、1番最初に作った販促物のおかげでビジネスが跳ねる会社も中にはありますが、これは極めてレアケースです。

 そんな例外を当てにしちゃいけないわけですよね。正しい事を続ける。

 スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学のスピーチ。「点と点がつながり、やがて大きな線になる」

 これぜひ、有名なスピーチだから、ご覧になったことが1度ぐらいあると思うんだけども、もう一回今見てください。


 


 あの天才とか革命児と言われたスティーブ・ジョブズが、何をメインテーマにしているか?

 それは「内なる信念、自分が正しいと思った事を続けていってくれ」っていうメッセージなんですよね。

 ぜひもう一回ちょっと見てみてください。

 今日はマーケティングの敵っていう言い方したけども、この諦めるって「辞めたいなぁ」って思う気持ちと戦うのも、僕たちのビジネスをずっと継続的に発展させていく上では、とても重要だなと思いました。

 特に正しいことを続ける。正しいことを続けていれば、必ず点と点が繋がって線になり、成果になります。

 絶対にマーケティングを諦めないでください。


 
(執筆者:高橋 伸夫)

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