お客様があなたを好きになって「この人から買いたい」と思うにはどうしたら良い?
小さな会社やお店をやっている場合、商品やサービスだけでお客様を惹きつけるのは至難の業です。そのため、私達は自らをブランディングしなければなりません。ブランディングとは、『好きになってもらって売りやすい環境を作る』ことです。どうすれば、「この人から買いたい」と思ってもらえるようになるのか?簡単な秘訣をご紹介します。
人の存在や個性が商品やサービスのブランドを作る
今日のテーマは、『あなたのブランディングの第一歩』です。
いきなりですが、「あの店は好きなんだよね」って言う人はいるけれども、「あの自販機、大好きなんだよね」って言う人ってまぁいないですよね。
なぜか?
自販機に対して、人が丸っきり感じられないからです。
「あのお店が好き」「あのブランドが好き」と人が言う時って、やっぱり人を感じられるかどうかが凄く大きく関わっています。
例えばApple。AppleにはApple信者とか、Mac信者とか言われる、熱狂的なファンがいます。
もちろん高い品質、美学に貫かれた高いデザイン性、そして使いやすさといった要素があるんだけども、やっぱりスティーブ・ジョブズっていう人の存在や個性がとても大きいのは、皆さんも認めるところではないでしょうか。
ブランディングの第一歩は自己開示から始まる
じゃあ、ブランディングって何かと言うと、『好きになってもらって売りやすい環境を作る』ことです。
好きになってもらうという、もの凄く大きな要素、これは大きな企業も小さな企業も関係なくて、やっぱり人なんですよね。
僕達のような小さなビジネスの場合、画期的な商品、驚愕のサービスは、なかなか提供出来ないじゃないですか。
そうすると、売り手である貴方自身を好きになってもらうのが、僕達のような小さなビジネスのブランディングでは、本当に基礎中の基礎になります。
ならば、「人というのはどんな人を好きになるのか」と考えてみると、人を好きになるのは、やっぱり『信頼性』がおける時です。
ブランディングが元々『価値』と『信頼』で作るものだからです。
では、私達はどうすれば、お客様に好きになってもらえるのでしょうか?信頼してもらえるようになるのでしょうか?
答えは簡単で、「あなた自身を知ってもらうこと」、つまり自己開示することです。
でも、多くの人が自己開示を怠ってるなと僕は思います。
例えば、ブログとかメルマガとかニュースレターとかで、よく情報やノウハウをボーンとそのまんま出して、それっきりっていう人が多いですよね。
これは僕自身にも言い聞かせているのだけれども、「ブログやメルマガ、ニュースレター役立つ情報を出して頼れる専門家だと思いましょう。」みたいな事書いてあるじゃないですか。
でも、それだけやっている人って、凄くつまらないんですよね。めっちゃつまらない。
人が感じられないから。
メルマガやブログやニュースレターって読み物である以上、面白くなきゃいけないじゃないですか。
その、「面白い」を作るのは、やっぱり送り手であるその人自身の考え方、個性になると思うんですよね。
自分を晒すリスクの代わりに手に入れるもの
もしあなたが自分をブランディングしようと思ったら、お客さんとコンタクトを取る際に、自己開示を行うことをお勧めします。
ほんのちょっとした自己開示でも全然変わります。
例えば、「行政書士です」っていうのと「釣りが大好きな行政書士です」では、全然違いますよね。
「エステシャンです」っていうのと「子育てシングルマザーのエステシャンです」これも違いますよね。
何が変わるかと言うと、受け手であるお客様の感情が全然変わります。
人は知らない人の事を信用しません。
もちろん、『自分を晒す』ことには勇気がいりますが、ビジネスやる以上は、臆病者じゃ務まらないわけですよね。
代わりに、あなた自身を好きになってもらうことには、もの凄く大きなインパクトがあります。
価格じゃなくて、パーソナリティでお客様があなたを選んでくれるようになるからです。
ぜひ、『自己開示』をあなたの発信している情報の中に練り込んでください。めちゃくちゃ楽になりますよ。
(執筆者:高橋 伸夫)