女性からクソみたいにモテる経営者は大抵、ホラクラシー経営を実践している

 男女の違いはまるで違う生き物の違いのようです。会社を経営するにしても、女性が多い職場では、女性が心地よく働ける環境を作らなければなりません。近年、多くの会社に受け入れられている「ホラクラシー経営」は、まさに女性的職場にあった経営手法で、この経営手法を活用して、リーダーシップを発揮している経営者は例外なくモテるようです。

あなたの趣味でわかる?!男性的な職場と女性的な職場


 鬼嫁にいつもいつも叱られております。タナカキミアキでございます。

 私、これでも30過ぎまで簿記の先生をやっていまして、私の講座は10代から20代の人がほとんどで、男女比は女性6割・男性4割っていう感じで、女性の方が多かったんです。

 学生時代も女子に囲まれた学校生活をやっていまして、商業高校の情報処理科でコンピューターやってたんですけれど、3学年で1,000人くらいの生徒数に対して男子は200人いないかったんですよ。

 女子と男子が4対1みたいな所で暮らしてきましたので、どちらかというと女性社会の中にいた感じなんですよね。

 そこで今日は、鬼嫁持ちだからできる、クソみたいにモテる講座というテーマで、会社経営も絡めてお話ししていこうと思います。

 まず、業種別の趣味について面白い話があるんです。

 あくまでも”個人”にどんな趣味を持っているかを調査した結果なんですが、これを職業とか職種別に分けてみたら、ひとつの傾向が見えたんです。

 まず「趣味がパチンコ」という層がいて、一方では「趣味が美術館賞」という層がいたんですけれど、明らかに職種が違うんですね。

 どう違うかというと、趣味がパチンコだよっていう方の職種は主に、金属製造業、建設・採掘、輸送・機械運転、保安、機械検査、機械整備・修理、機械組立。

 ご理解いただけると思うんですが、みんな男性チックな職場ですね。男性チックな職場に勤めている人たちの趣味はパチンコが多かったと。

 次は趣味が美術館賞だよっていう方が、どんな職業をやっているのか見ていきましょう。

 1番美術館賞が好きな業種は、その他専門・技術職ですね。更には、教員、一般事務、保健医療、販売類似、会計事務、その他サービス業など、こちらはどちらかというと、やはり女性チックな職場といいますかね。

 ここから一つありまして、先程のパチンコの方のかたまりの方は男性チックな経営をしても良いんじゃないか、美術館賞の方のかたまりの業種の方は女性チックな経営をした方が良いんじゃないかっていう話なんですよ。

女性的な職場ではホラクラシー経営が受け入れられやすい


 この回答に紐づけて、ヒエラルキーとホラクラシ−の違いというのをお話しします。

 ホラクラシ−ってご存知ですか?

 ホラクラシ−経営っていうのは、日本だとダイヤモンドメディアという会社さんが率先して実践しています。

 ホラクラシ−っていうのは女性的な横社会なんです。

 そして、ホラクラシ−経営というのは、アメリカのシリコンバレーから始まったんですけれど、まだ10年くらい前の話で、ホラクラシ−経営は結構失敗も多かったところがあるんですよ。

 対して、ヒエラルキーってなんだろうっていうと、いわゆる男性的な縦社会です。

 リーダーシップに関しては、男縦社会(ヒエラルキー)では、”権力やポジション”でリーダーシップを取って行く。役職なんかもそうですね。

 ところが、ホラクラシ−は”人望・サーバント”…サーバントって召使いみたいな意味なんですが、実務的には”導く”です。

 「人望が高く皆を導いていける」ということですね。これモテるに決まってるじゃん!!って(笑)。女性から見るとめちゃくちゃモテるんですよ。

 サーバントリーダーがモテるのは当たり前の話なんですね。

 意思決定については、ヒエラルキーは”トップ”が行い、ホラクラシ−は女性的社会だからみんなで考えて”分散”しようっていう感じですね。

 関係については、ヒエラルキーは”上下”関係。ところがホラクラシ−は”対等”。女性は対等じゃないと本当に喧嘩が起こりますからね(笑)。

 情報に関しては、ヒエラルキーは”統制”、要するに人に知られないように絞り込むんです。一方でホラクラシ−は”オープン”、女性はおしゃべりだからね(笑)。

 それから役割について、これが多分1番大事だと思うんです。

 ヒエラルキーでは”限定的”であると。「この仕事は、私の仕事」みたいな感じですね。ところが、ホラクラシ−の場合は”必要に応じ柔軟”という感じで、これ夫婦関係にも似ていますね、

 うちは夫婦で別々に働いていますので、今日の夜は私が子供の食事をつくるんですが、それは奥さんが今日忙しいからです。

 そんなふうに毎日変わっていきます。

 役割を限定しないというか…そこら辺が女性社会に溶け込んで行く男の在り方?みたいな、そんな感じですね。

 マネジメントについても、やはりヒエラルキーは”命令・規則”です。ルールがあってキツキツなんでね。ホラクラシ−は”自律”、自ら考え自ら動くという形ですね。

 報酬については、ヒエラルキーは”金銭・名誉”、役職なんかも入りますね。ところがホラクラシ−は”やりがい・充実”であると。「これやってる私、今日輝いてる!」みたいな感じですかね。

 思考でいうと、ヒエラルキーは”分析的”、そしてホラクラシ−では”創造的・統合的”、ガチャして集めてしまおうと。

 事業計画については、ヒエラルキーは”予測可能的”、やっぱりルールでガチガチに決まってますからね。

 ホラクラシ−は”予測不可能的”、!!。予測できないよって、みんな色々勝手に始めちゃったりするしって。

 こういう感じでひとつの経営手法なんですけれど、極めて男性的である縦社会のヒエラルキー経営と、それから女性的なホラクラシ−経営っていうものを考えていくと、「どっちのリーダーになった方がモテるか!」ってなると、もう一目瞭然なんすよ。

 ホラクラシ−経営の、人望があって皆を導いて行くっていう!という感じのリーダーがモテないわけがない!!!

 イケメンじゃなくたってモテる方法は幾らでもあるのよ。ということで今日は、モテるコツを経営の手法から導きだしてみました。


 
(執筆者:タナカキミアキ)

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