お客様が自分の思う方向へ素直に行動してもらう方法
他人は自分が思うように動いてくれません。ましてや、お客様に自分が思うように動いてもらうのは至難の業です。多くの人が抱えるこの悩み、どうやって解決すれば良いのでしょうか?
お客様が自分の思うように動いてくれない時
はい、こんにちは。島倉です。
今回は、『クライアントが中々動いてくれない時にどうするか』というお話をしたいと思います。
私も実は経営コンサルタントとして、クライアントである社長さんとの間で、この問題に悩んでいたことがあります。
現在はそういう状況も殆ど無いのですが、10年前とかは、社長さんが動いてくれずに困り果てていました。
「なんでやらないのか!」「自分のビジネスなんだから覚悟決めてやらないと駄目でしょ!」と思っていたのですが、それでは事態が解決しないわけですね。
挙句の果てに、そういった社長さんは「いや、そんなに言うんだったら、島倉さんやってよ!」と言い始めるんですよ。もう、逆ギレ状態です。
コンサルタントは、あくまでもアドバイスでお金を頂いてるんで、業務請負の契約もしていれば良いのですが、そういう契約は殆ど無いので私がやるわけには行きません。
そんなこんなでこちらも参るわけです。
でも、今は本当に全ての社長さんが私が提案した通りに動いてくれて、非常にうまく行って結果も出しやすくなりました。
お客様に自分の望む方向へ動いてもらう方法
では、どうして今、皆さんが動いてくれるようになったか、結果が出やすくなったか、というと秘訣があります。
それは、「一度に大量の物を提案しない」「優先順位の高いことから、一つずつフォーカスして解決していく」ことです。
そもそもコンサルタントを頼む社長さんは、『集客の悩みがある』『売上の悩みがある』といった具合に、色んな悩みや課題を抱えてるわけですよ。
あらゆる事が出来ていなくて、10個とか20個とか課題があるんですよ。
駄目なコンサルに頼むと、それを全部「あれもこれもやりなさい」「それもやりなさい」みたいな感じで全部提案されるんです。
クライアント側からすると、どう思ってしまうかというと、もうアップアップしちゃうんですね。頭の中がパニックになっちゃうと。
しかも、コンサルタントは上の立場から喋る人が多いので、余計にこわばって動けなくなるんですね。
なので、まず相手の困っていることを洗い出したら、優先順位をつけて「まずここからやりましょう」という提案をしています。
これは、クライアントさんだろうが、部下だろうが、家庭であろうが、全部一緒かなと思っています。
言われれば当たり前のことなんですけれども、案外この当たり前の事をやるのが難しいんですよね。
ぜひ、皆さんもクライアントさんが動かないと悩んでいるなら、上記を参考にしてみてください。
(執筆者:島倉大輔)