2019年8月7日 09:55

文章を読まない社会だからこそ映像が必要になる

日本は急速に「文章を読まない、読めない社会」へと向かっています。

特に若者たちにその傾向が強いのです。

「AI vs 教科書が読めない子どもたち」という書籍が、ビジネス書大賞2019を受賞しました。
これは、情報学者(AIの研究者)の新井紀子さんという方の著書です。

この本の第3章に衝撃的な調査結果が載っています。
要約すると「日本の高校生の半数以上が、教科書に書いてあることを読解できない」というものです。
内容が理解できないのではない。
その前段階で、そもそも教科書に書いてある文章が読めないのです。

若者たちのコミュニケーションといえばLINE。
LINEではもはや文章とはいえない、単語やスタンプだけのコミュニケーションが飛び交っています。
これでは読解力が育つはずもありません。

そういえば若者は「マンガには文章が書いてあるから読みたくない」といってマンガを嫌うということも聞きました。
マンガですよ。たいした文章量はないはずですのに。

若者だけではない。
大人世代にも、できるだけ文章を読まずに済ませよう、という傾向がみられます。

困りましたね。
自分の商売のPRをしようにも、チラシもWebも訴求の中心は文章じゃないですか。

文章を読まない社会では、映像によるコミュニケーションが大切になる、と私は思います。
YouTubeなどの普及で、もはや映像を使ったコミュニケーションは誰でも必須になってきました。
InstagramやTikTokの躍進がそれを裏付けています。

商売をしている人も、自分で映像を発信する能力を身につけたほうがいい、と本当に思います。

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