2017年10月11日 15:12

11日(水)の東京ゴムは閑散だが、買い戻しなどで小反発。

2017/10/11 12:14
 ドル=円相場は、早朝の海外市場で112円台の円高を付けたが、東京市場は112円30銭台で始まり、あと11時過ぎに112円58銭安値を付けた。
 東京株式は手仕舞い売りが出て小安く寄り付き、直後も売り優勢となった。しかし売りが出尽くすと下げ止まり、今度は買いが入り上伸した。前場の日経平均は前日比46円安の20,870円で終えた。

 東京商取の金は、NY金高を受けて堅調に寄り付いたが、円高が売りを誘って伸び悩み、前日比1円安~3円高の小動き。白金はNY白金高を受けた買いが優勢となって、前日比30円弱高で推移。
 石油相場は、前日の海外原油相場高を受けた買いに急反発したが、円が112円台前半で推移したため売りも出て、伸び悩んでいる。ガソリンは400円前後高、灯油も400円前後高、原油も400円前後高で推移している。

 東京ゴムは、反発のあと反落したが、小口の売り買いでもち合い推移。

 買い戻しなどが先行して小幅高で寄り付き、直後も上伸した。しかし買いが出尽くすのが早く、小口の戻り売りも出て反落。その後、ジリ安で推移したが、上海ゴム相場が低調に寄り付いたニュースを受けて、ガタンと下げた。
 だが、その後の上海ゴム相場がもち合いで推移したため、東京ゴムも売り反省人気が高まり、買い戻しが入り下げ渋りから小戻す相場になって、もち合っている。

 10日の夜間取引で、各限がほぼ一週間ぶりの安値を付けて、200円台割れが再び脅かされたが、きょうの午前の時点では、全限が200円台割れが回避されている。この商状で、午後の相場が反発すれば200円台割れが回避されそうだ。

 ただ上海ゴム相場が、もう少し堅調に推移すると思っていたが、想定外に軟弱な展開を強いられているため、もし反落すれば東京ゴムは失望人気が高まり、嫌気売りに200円台割れを強いられる可能性が高まる。きょう、明日、明後日の上海ゴム相場に注目したい。

 きょうの上海ゴム相場は、前日比マイナスで寄り付いたあと、暫らくマイナス圏でもち合い推移したが、その後、反発に転じて前日比プラス圏に浮上した。
 10日夜間取引で13,000元台を割り込む水準へ下落していたが、夜間取引終わりでは13,300元へ反発していた。そして今日は、13,400元台へ反発して、前日比プラス相場になっている。この調子が引けまで続けば、今日は9月27日以来の陽線引けチャートになる。同時に9月28日の安値12,905元との『Wボトム構成』チャートにもなる。

 こうしたチャートを期待すると外れるケースが多いが、今回に限り『目先、底打ち』の可能性が強いと見て期待してみたい。

 200円台割れに、抵抗を見せている動きを信じたい。
【オスマン】