2017年10月18日 16:47

18日(水)の東京ゴムは、反発場面を売り直される。

2017/10/18 12:47
 ドル=円相場は、昨夜遅くに112円47銭まで円安になっていたが、きょうは早朝に円高に転じ、112円20銭を挟んだ小幅往来になっている。
 東京株式は買い優勢で小高く始まり、直後も続伸した。買いが出尽くすと小口の売りに押される展開となり、日経平均は一時、前日比マイナスに沈んだ。しかし、その後に買いが入り、前場は前日比18円高の21,354円で終えた。

 東京商取の金は、前日のNY金の急落を受けた売りに安寄りしたが、ドル建て現物相場が堅調に推移したことで買い拾われ、前日比20円前後安で推移。白金は前日のNY白金の小幅高と、ドル建て現物相場の堅調を受けて10円前後高で推移。
 石油相場は、前日のNY原油が変わらずだったが、今日の夜間取引の堅調を受けた買いが入り、ガソリンが200円前後高、灯油は変わらず~150円高のマチマチとなり、原油も200円前後高で推移している。

 東京ゴムは、買い戻しなどで反発したが、伸び悩んでいる。

 前日の上海ゴム夜間取引が小幅反発していたことから、東京ゴムは小口買いが入り小幅高で寄り付いた。その後戻り売りが出て反落したが、上海ゴムが堅調に始まったことが伝わると、再び買いが入って反発した。

 しかし、きょうの相場は出来高が少なく、僅かの売り買いで変動しているという商状で、また売買の多くは解け売買(建て玉の手仕舞い売買)で占められているようだ。このため玉の出具合い次第で、各限が高、安マチマチの相場になっている。
 12時半の出来高は2,200枚超で、先限の3月限は1,500枚強。

 上海ゴムは、13,500~13,650元の小動きで推移。多くの投機筋は、きょうから始まった中国共産党大会が気になるのか出来高が薄く、様子見されているような相場付きとなっている。きょうの状況から察すると、今週一杯~来週前半の上海ゴム相場は、大きく変動しないかもしれない。

 東京ゴムチャート分析をしてみよう。
 234.7円(9/6)と232.5円(9/13)でダブル・トップを構成したあと急落して、208.2円(9/22)まで下げた。高値からの下げ幅は26.5円。
 219.1円(9/27)へ10.9円幅反発して、200.3円(9/29)へ18.8円幅下げた。その後、209.7円(10/4)へ9.4円幅反発して、195.1円(10/12)へ14.6円幅下げた。そして204.2円(10/16)へ9.1円幅反発して、193.5円(10/17)へ10.7円幅下げた。

 こうした下げ→反発を繰り返してきたわけだが、いまの下げは波動で見ると9波目になる。下げが5波動、反発が4は波動になっており、一連の動きからすると『今度は反発の波動』になる可能性が強い。

 また高値から41.2円幅になっており、十分な値幅を下げた相場と見られるところである。チャートト・レンドでは『下値警戒しなけれ場いけない』場面だ。
【オスマン】