2017年12月4日 13:24

4日(月)の東京ゴムは、上海ゴム高を受けてへ続騰。

2017/12/04 12:21
 ドル=円相場は112円75銭で始まり、8時55分に112円89銭の安値を付けたが、その後は小幅円高になり、もち合いで推移している。
 東京株式は小高く始まったが、手仕舞い売りが出て反落。その後、強気の買いが入り反発したが、再び反落した。前場の日経平均は前日比44円安の22,774円で終えている。

 東京金は円安を受けて小高く始まったが、その後はドル建て現物相場の小動きから活発な売買が控えられて、正午現在は2~7円高で推移。
 東京白金はNY白金安を受けて小安く始まり、ドル建て現物相場の下落を受けて軟調となったが、円安が下値を支えている。正午現在は7~14円安で推移。

 東京石油は、前週末のNY原油の大幅高を受けて急反発して寄り付いた。その後も円安を受けた買いが入り小幅続伸したが、きょうのNY原油夜間取引の小幅安を受けた売りが出て反落。ガソリン、灯油が上げ幅を削って300円前後高、原油も400円前後高で推移している。

 東京ゴムは上海ゴム高を受けた買いに続騰。期中、期先が200円台を回復。

 前週末1日の夜間取引は、日中取引の急上昇を受けた手仕舞い売りが出て小幅安になっていた。3月限も200円台を回復したが、戻り売りを浴びて反落した。この地合いだったら、4日の相場も戻り売り優勢が続くとみられた。

 しかし4日の相場は、前週末1日の上海ゴム夜間取引が急伸して、1月限が14,200元近くへ急伸、中心限月の5月限は14,600元台の高値を付ける急伸となっていたのを好感した買いが入って反発して寄り付いた。

 さらに、きょうの上海ゴム相場が続伸して、1月限が14,300元台に続伸、5月限は14,800元台へ続伸する相場となったのを受けて、さらに買いが入って続伸する展開となった。
 各限は前日比6円前後高となり1月限が201.5円、2月限が204.9円、3月限が206.8円と200円台を回復、4月限が208.5円、5月限が209.7円と210円台に接近する水準へ急騰した。

 急騰したあとは手仕舞い売りが出て反落しているが、安値圏から敢然と立ち上がった相場になった。

 
 先限は209.7円の高値を付けたが、11月7日の反発相場で付けた207.0円を一気に抜く戻り高値である。前週末の1日と、きょうの二日間で11円強の急伸相場になったことで、目先的な戻り抵抗を受ける可能性があるが、11月中~下旬の安値もち合い相場を上抜いてきたため、内部要因では買い方優勢に転換したと見ていきたい。

 一ヶ月ぶりの高値圏に反発したことで抵抗が出ても、大きく流れが変わるような相場にはならないと見てよい。
 時期的に少し早いかもしれないが、来年のタイ・ゴムの減産期に繋がる相場は始まったとみたい。
【オスマン】