Googleでは、2005年頃から瞑想の取り組みをしています。
その当時はこじんまりと小規模で行っていました。
　
当初は、ストレス対策のためにマインドフルネス瞑想を行っていましたが、
グーグルの社員の多くは、
「ストレスがあるのは忙しい証拠。忙しいことは名誉なこと」と考えていたようで、
ストレス対策にはあまり興味を持たなかったようです。
　
そこでエンジニアのチャディーメンタン氏が、ストレス対策のマインドフルネスだけでなく、
EQ(感情指数）の向上や、
リーダーシップ育成内容を加えた「SIY（サーチインサイドユアセルフ）」を開発しました。
　
これがグーグル社員を惹きつけ、
今ではマインドフルネス瞑想専用ルームができるほどの社内に浸透しています。
　
社員からは…
・ストレスが軽減し、仕事の生産性が上がった。
・感情のコントロールができ、感情的な判断ミスが減った
・思いやりの気持ちが育ち、チームワークが向上した
・アイディアがわき、創造性が高まった
…などの感想があるようです。
　
【Intelのマインドフルネス】
IntelもAwake@Intel」といった独自のマインドフルネスプログラムを開発しています。
　
Intelもまた、Google同様、
「ストレスを感じていないのは、十分に働いていない」といった企業文化がありました。
そのため、休日でも休憩でも仕事をすることが求められ、
一度に複数の事柄に取り組む「マルチタスク」が推奨されていました。
しかし、多くの社員が疲労と精神的な不調を訴えたことから、
社内で少人数で行っていたマインドフルネス瞑想実践会が「Awake@Intel」を開発しました。
そこではマルチタスクを否定し、
「高いパフォーマンスは、１つのことに静かに集中した時に生み出される」という
シングルフォーカスを推奨しました。
　
その結果、社員の創造力、集中力が増し、本来の仕事に没頭できるようなったといいます。
会議では、携帯電話などを切り、集中することで、これまでよりも格段に問題解決のスピードが上がったそうです。
マインドフルネスには、GoogleやIntelのそれまでの働き方を変えるほど影響力があるのです。
　
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セミナーでは、グーグルやインテルがマインドフルネスを取り入れたさらなる秘密をお話ししています。