皆様こんばんわ。
企業参謀の、長山宏です。
今回はドメインの見つけ方についてご説明します。
私は経営者にとって最も大事なのはドメインを見つける事だと言っています。
なぜなら素晴らしいドメインには明らかな貢献が約束できますので、会社や社員が
やりがいを持って働けて成長が早く確実に行えるからです。
人は誰でも優越性の欲求を持っています。それは貢献を感じて初めて正しい方向へと作用できるのです。

ここでご質問の「大上段に構えてしまうと何が何だか分からなくなってしまう」
という感覚へのヒントが今回のテーマです。

今、曲がりなりにも商売が行われているなら、必ず何らかの貢献が出来ています。
それをいかなる社会の課題解決になっているのか？の意味づけをするのが今回のテーマです。

課題は完全性からの距離です。社会の完全性は、自分の会社の競合になりうる会社や業態を全て挙げてみて、各プレーヤーがいかなる効率性を追求しており、そのためにその顧客がいかなる不都合を受けているかから導きます。

つまり自分の利益を追求すれば必ず相手は不利を被ります。それを見出して定義し、自社がより完全性に向けて他社の問題を解決するかが問われるのです。

例えば建設業界では、元請けが実務レベルが低く完全に理解したうえで現場管理を出来ているわけではなく多くの歪みが生じます。関係者は皆顧客まで含めてたまったものではありません。
ここでもし実務に秀でるまで監督者をさせずに出来る監督者を抱えている会社を作れば負けるわけがありません。どこも人を育てる仕組みがいまいちでかつ育つまで我慢が出来ず、業界を挙げての歪み構造が出来ています。でも実はそれはどこの業界も似たり寄ったりです。

やり方ははいくらでもあるのです。どこの業界も酷いものです。
あるべき論から今の業界やプレーヤーがなぜうまくいかないかを考えてみると、事業展開のヒントは無限にあります。

身近なところから問題点を探り出してドメインを探しましょう！