皆様こんばんは。
企業参謀の、長山宏です。
今回は事業戦略シリーズの２回目ですが、事業について考えてみます。
これは中堅企業で将来を見据えた場合、新たな事業を生み出さなければいけないので新規事業を作るに際しての注意事項を質問されたものです。

事業を作る場合はいくつかの着眼点がありますのでまずはそれをお伝えします。
1.社会の問題点を解決する事業である事
これはそもそも事業とは何たるか？にあたります。
2.業界のどの会社もまともな解決をしていない事
顧客に負担がかかっている場合がそれです。
3.余剰資源を活用して価値に変える事
経営資源は希少なものを使ってはいけません。
4.100％稼働になっていないものを活用する事。
シェアリングエコノミーがこれにあたります。
5.JFケネデイーが提唱した消費者の４つの権利を満たす事
４つの権利とは以下です。
・知らされる権利
・選択できる権利
・意見を反映させる権利
・安全である権利

今顧客が困っていなくとも、技術革新により新たな技術が出てきたらそれを前提に変わった社会から見てどうかを考えなければいけません。

最近は大企業で顧客目線ではなく自らの利便性を押し付けてきていた会社や業界が苦戦しています。
あくまで顧客目線で、情報の完全性、顧客が自らに最も合っている商品を選択できる状態をイメージしましょう。
そしてそうでない業界では、新規事業を生み出せる可能性が大いにありますので期待を持ちましょう。

事業は社会と会社との循環構造を作る事です。
社会の問題点を解決できる事業領域を見出し、その中での顧客を絞り込み、その顧客の生活や事業プロセスの問題点を解決できる商品を作り、その商品を作る構造を作り、
それがマーケテイング構造により安定的に仕事、金、経営資源の循環が行われる構造を作りましょう。

事業機会は無限です。

じっくりと社会を観察しながら素晴らしい事業をどんどん生み出しましょう。