皆様こんばんは。
企業参謀の、長山宏です。
今回は事業戦略の一刀両断として、希少価値を求める愚をお話しします。

経営は余剰資源を活用してそれを価値に転換することで事業を行います。
つまり希少資源は求めてはならず、もし希少資源があれば余剰資源での代用を考えます。

今社会問題になっているのは人材の採用難です。
いたるところで「人が採用できないので事業が出来ない」という話を聞きます。
これは余剰資源での代用を考えていないために同じ過ちを繰り返しており、打開策がなかなか見えません。

人材資源で希少資源になっているのは、決められた時間で採用する場合です。

一方働きたくとも働けないのが、子育てや介護をしている女性、またプロアスリートや
プロの芸術家、アルバイトをしたい個人事業主、遊びたい学生などで自分の自由になる時間で稼ぎたい人たちです。

全く人材がいないのではなく、需給が合わないだけです。
よく観察すれば労働力になりうるセグメントを見出す事が可能です。

あのライザップが人材難の中で業績を一気に伸ばしましたが、稼ぎたいプロアスリートの練習や試合以外の自由になる時間を上手く取り込むことで人材を確保できました。

どこに余剰資源があるかを探して、その長所をどう生かして、必要機能を得るにはどうすればいいかを検討して
溝を埋めましょう。

古今東西の経営成功の原理原則は余剰資源の活用と価値化です。
ゆめゆめ希少資源に事業を制限される愚には陥らないようにしましょう。

経営の目指すべきは１００％稼働。
貢献と協力を作り出しながら循環を作るものです。

原理原則に従いそれから乖離した行動には陥らないようにしましょう！