皆様こんばんは。
企業参謀の、長山宏です。
今回は多角化について考えてみたいと思います。
稲盛さんが「中堅企業は多角化が必要だ」
と言っておられる事から、どの段階で多角化へ移行したら良いか？
という質問を受けました。

私は単品の掛け算構造を作りなさいと言っています。
単品であれば社員は同じことの繰り返し仕事で成長が早くなり、かつ高い品質で効率も上がりますので、信用も高まります。

単品はその市場で１０％を獲得するまでこだわりましょう。
なぜならシェア１０％が市場で影響力を持ちうる状態だからです。
誰もが知る存在になり影響力が出来た段階で多様化そして多角化へと進んでいきます。

イメージとすれば、単品が売り上げ規模で５億円から１０億円程度。
多様化（商品のバラエティーを持つ）で５０億円から１００億円程度。
多角化はそれ以上の規模で始めて考えればいいと思います。

あれもこれもやってしまうと品質が安定せず、顧客に迷惑を掛けますし、社員も自信を無くしてしまいます。

多角化への転換は慎重に行きましょう！