年末年始はいかがお過ごしでしたか？

我が家では妻と子どもは妻の実家へ帰省しましたが、私は一人家にこもりきりで2017年のプランを詰めておりました。
やればやるほどアイデアが湧き出てきて、今からワクワクしています。

年があらたまるといろんなところで「今年の抱負は？」「今年は何にチャレンジする？」「目標は？」など聞かれますね。

今日は目標設定の仕方についてお話しします。

あなたは目標を設定するときにどんな手順を踏んでいますか？

今の自分の現状を考えて出来そうな目標を設定されている方は多いと思います。
でも、その先つまり目標をクリアした先のことは考えていますか？
もし考えていたら、その先の先は？ そしてその先の先の先は？

そんなことまで考えられるか！ と思われるかもしれません。

今現在から目標を作ろうとすると、先の先の先の先まではなかなか見えません。

これを、現状に関わらずなりたい自分や得たいものを先に設定すると、そこから逆算して1年の目標が設定できます。
すると、1年の先の先の先も見えやすいですよね。

同じ目標設定でも、どちらがより確実でしょうか？

前者は目標達成そのものがゴールですが、後者は目標達成は通過点にしかすぎません。
そうすることで、仮に目標が未達で終わった場合でも、そこから軌道修正をして改めてチャレンジができます。

例えば、「今年は読書200冊」という目標を立てたとします。
これが前者の目標設定でしたら、200冊到達したら満足するでしょう。よくやったと自分をほめるでしょう。
けれど、その先がないから燃え尽き症候群のような状態になってしまいます。200冊到達が見えてきたら、
ペースダウンもするのではないでしょうか。そこから、またエイヤッと自分を奮い立たせて、目標を新たに設定するのでしょう。

後者の目標設定だと、200冊到達したら、それはそれでうれしいと思いますが、それは通過点に過ぎないので、
200冊の目標が実現できそうだと思ったところから次の目標に向かってアクセルをふかしている状態になります。

どちらが自分の人生にとって有益でしょうか？

もっとわかりやすく言うと、家を建てるときに、全体図を描かずに土台の設計図だけを書いて土台を作り、
その次に柱の建て方を設計して柱を立て、壁の設計をして壁を作ったとします。
そうして完成した家と、あらかじめ全体の出来上がりを設計図に描いてから、土台作りに取りかかり、
柱を立て壁を作って完成した家の違い。

何が違うかわかりますか？

前者は全体の設計図がないので、全体の出来上がりがいいか悪いかの判断がつきません。そして時間もかかるでしょう。
後者は一度完成までのプロセスが描かれています。なので、場面場面で全体と照らし合わせながら、
最終的な完成形にいかにして近づけるかが確認できますし、出来上がりの良し悪しの評価基準があるので価値が
わかりやすいですよね。 あなたの人生もこの家のようなものなんです。

自分の長い人生の設計図をまず始めに描いて、その中の1年をどのように位置づけて何を成し遂げたらいいのか？
その1年は人生の設計図にどのように貢献するのか？
このように考えてみて1年の目標を設定してみてはいかがですか？

人生の設計図をもう既に持っている方は、その設計図がより洗練されるようにご自身の大切にしたいこと・価値観を
明確にしましょう。
まだ設計図を持っていない方は、今がそれを描くチャンスです。自分の過去を振り返り、大切にしたいことを考えて
、この後の人生の完成形を考えてみてください。

このような考え方が習慣にできるようになると、何事も最終的な未来図を描いてからその途中途中の目標設定が
できるようになりますので、たとえ目標に向かうときに障害にぶつかったとしても右往左往しなくて済むようになります。

そして、この未来図には「質」が大切です。質の悪い未来図は実現の可能性も低くなります。この辺りはセミナーでも
お話ししていますので、興味のある方は一度足をお運びください。