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2017年5月9日 07:59
★主体性を発揮させる秘訣★
【主体性を発揮させる秘訣】
『アドバイスと命令は相手にとっては同じこと』
「社員が辞めない会社」にするには、主体性の発揮できる
人財育成が必須です。
今日は、そのコツを、私のメルマガからご紹介します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
悩めるリーダーにブレイクスルーを引き起こす人財育成コーチの森泰造です。
私は5月も、セッションに講座に、またほかの方の講座のお手伝いや社内研修プログラムや新入社員研修と、予定が目白押し。
やりたいことはたくさんあるのですが、思うように時間が取れない感じです。
常に未来を考えて仕事をせざるを得ない環境になるのは、ありがたいですね。。
このような状況を作っていただいているみなさんに感謝します。
今日は、部下やメンバーの主体性を発揮させるコミュニケーションについて書きましょう。
私の講座やセッションでも、「部下の主体性を発揮させたい」「もっと主体性をもって働いてもらいたい」などの声をよく耳にします。
主体性を発揮させるには、方法があります。
先日も、こうした悩みを持っておられる方とのセッションの中で、こんな会話がありました。
「相手のことを考えて、こうしたらいいじゃないって丁寧に伝えてるんですけど、なかなか動いてくれないんです」
その状況を聞いていた私は即座に
「それは動かないでしょうね。」
と答えました。
なぜだかわかりますか?
そもそも主体性とは、簡単に言うと「自分で考え意志をもって決断し行動すること」です。
積極性や自主性とは違います。
例えば「挨拶」です。
積極的な人は、誰よりも早く「おはようございます」と言います。
自主的な人は、挨拶が慣習となっている職場などで、自分から進んで「おはようございます」と言います。
主体的な人は、自分で挨拶の持つ意義を考え、良い未来を創りたい等の目的をもって「おはようございます」と言います。
違いはお判りでしょうか?
積極的は「(誰かと比べて)進んで行う」
自主的は「あるルールがある中で、進んで行う」
主体的は「どんな環境であろうとも、自ら何が大切か考え自分の意思をもって、行う」
ということです。
単に積極的、あるいは自主的な人財を育てても、持続的に成長し続ける組織はできません。
大切なポイントは「自ら考え、自らの意思をもって行動すること」。
主体的な行動を部下やメンバーにとってもらおうとする時、大切なことは「相手が自ら考え、自らの意思をもって行動できるようになるコミュニケーションをとる」ことです。
もうおわかりの方もいらっしゃると思います。
先ほどの部下に主体性を発揮させたいと思っている方は、相手に考えさせるコミュニケーションになっていなかったんですね。
「相手のことを考えて、こうしたらいいじゃないって、丁寧に伝えてるんですけどなかなか動いてくれないんです」
とのことでしたが、こうしたらいいと伝えている時点で、相手は思考を停止できるんです。
上司が「こうしたらいいじゃない」と言ってくれたおかげで「考えるエネルギー」を使わずに、言われたことだけやればよくなるんですね。
その結果、部下は考えることを放棄してしまいます。
このようなコミュニケーションスタイルを取っていれば、相手は自ら考えようとは思いません。
わからない時は上司に聞けば解決策をくれるからです。
人間は変化を嫌い、恒常性を維持しようとする生き物です。
部下に主体性を発揮させたいのならば、上司が方法論を考えることを部下に求め、考えさせることが大切です。
「どうやったらいいと思いますか?」
この質問だけだと、方法論が思い浮かばない部下もたくさんいます。
この場合、上司が助け舟を出してあげてもいいのですが、部下の主体性を育てるのであるならば、その方法を具体的に探させましょう。
「何があったら、その解決策は見つかるのか?」
「あなたに、どんな能力があれば、解決できるのか?」
「その問題を解決できる能力を持っている人はいないのか?」
このような問いかけで、部下に考えさせるのです。
すると、問いかけで答えを探し出した部下には「自分で解決策を考え得ることが出来た経験」ができ、それが本人の「人にアドバイスをもらわなくても自分でできる」自信にもつながります。
アドバイスを質問に置き換えるだけで、考えさせるトレーニングはできます。
このようなコミュニケーションスタイルを習慣とできる上司と、いつもアドバイスをしてしまう上司。
同じ能力を持った部下であったとしたら、1年後、いや3か月後にはどれだけの主体性発揮能力の差がつくでしょうか?
自ら考え行動する習慣を持つ部下が育てば、その下の後輩の指導も安心して任せられますよね。
コンサルの現場に行くと、よく見られる光景でもあります。
あなたも今からでも遅くはありません。
自分らしさを発揮して、結果に責任のとれる部下を育てましょう。
・・・・・・・・・・・・
5月15日の講座では、個人だけでなく組織が主体性を発揮する秘訣についても
お伝えします。皆様のご参加をお待ちしております!
『アドバイスと命令は相手にとっては同じこと』
「社員が辞めない会社」にするには、主体性の発揮できる
人財育成が必須です。
今日は、そのコツを、私のメルマガからご紹介します。
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悩めるリーダーにブレイクスルーを引き起こす人財育成コーチの森泰造です。
私は5月も、セッションに講座に、またほかの方の講座のお手伝いや社内研修プログラムや新入社員研修と、予定が目白押し。
やりたいことはたくさんあるのですが、思うように時間が取れない感じです。
常に未来を考えて仕事をせざるを得ない環境になるのは、ありがたいですね。。
このような状況を作っていただいているみなさんに感謝します。
今日は、部下やメンバーの主体性を発揮させるコミュニケーションについて書きましょう。
私の講座やセッションでも、「部下の主体性を発揮させたい」「もっと主体性をもって働いてもらいたい」などの声をよく耳にします。
主体性を発揮させるには、方法があります。
先日も、こうした悩みを持っておられる方とのセッションの中で、こんな会話がありました。
「相手のことを考えて、こうしたらいいじゃないって丁寧に伝えてるんですけど、なかなか動いてくれないんです」
その状況を聞いていた私は即座に
「それは動かないでしょうね。」
と答えました。
なぜだかわかりますか?
そもそも主体性とは、簡単に言うと「自分で考え意志をもって決断し行動すること」です。
積極性や自主性とは違います。
例えば「挨拶」です。
積極的な人は、誰よりも早く「おはようございます」と言います。
自主的な人は、挨拶が慣習となっている職場などで、自分から進んで「おはようございます」と言います。
主体的な人は、自分で挨拶の持つ意義を考え、良い未来を創りたい等の目的をもって「おはようございます」と言います。
違いはお判りでしょうか?
積極的は「(誰かと比べて)進んで行う」
自主的は「あるルールがある中で、進んで行う」
主体的は「どんな環境であろうとも、自ら何が大切か考え自分の意思をもって、行う」
ということです。
単に積極的、あるいは自主的な人財を育てても、持続的に成長し続ける組織はできません。
大切なポイントは「自ら考え、自らの意思をもって行動すること」。
主体的な行動を部下やメンバーにとってもらおうとする時、大切なことは「相手が自ら考え、自らの意思をもって行動できるようになるコミュニケーションをとる」ことです。
もうおわかりの方もいらっしゃると思います。
先ほどの部下に主体性を発揮させたいと思っている方は、相手に考えさせるコミュニケーションになっていなかったんですね。
「相手のことを考えて、こうしたらいいじゃないって、丁寧に伝えてるんですけどなかなか動いてくれないんです」
とのことでしたが、こうしたらいいと伝えている時点で、相手は思考を停止できるんです。
上司が「こうしたらいいじゃない」と言ってくれたおかげで「考えるエネルギー」を使わずに、言われたことだけやればよくなるんですね。
その結果、部下は考えることを放棄してしまいます。
このようなコミュニケーションスタイルを取っていれば、相手は自ら考えようとは思いません。
わからない時は上司に聞けば解決策をくれるからです。
人間は変化を嫌い、恒常性を維持しようとする生き物です。
部下に主体性を発揮させたいのならば、上司が方法論を考えることを部下に求め、考えさせることが大切です。
「どうやったらいいと思いますか?」
この質問だけだと、方法論が思い浮かばない部下もたくさんいます。
この場合、上司が助け舟を出してあげてもいいのですが、部下の主体性を育てるのであるならば、その方法を具体的に探させましょう。
「何があったら、その解決策は見つかるのか?」
「あなたに、どんな能力があれば、解決できるのか?」
「その問題を解決できる能力を持っている人はいないのか?」
このような問いかけで、部下に考えさせるのです。
すると、問いかけで答えを探し出した部下には「自分で解決策を考え得ることが出来た経験」ができ、それが本人の「人にアドバイスをもらわなくても自分でできる」自信にもつながります。
アドバイスを質問に置き換えるだけで、考えさせるトレーニングはできます。
このようなコミュニケーションスタイルを習慣とできる上司と、いつもアドバイスをしてしまう上司。
同じ能力を持った部下であったとしたら、1年後、いや3か月後にはどれだけの主体性発揮能力の差がつくでしょうか?
自ら考え行動する習慣を持つ部下が育てば、その下の後輩の指導も安心して任せられますよね。
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あなたも今からでも遅くはありません。
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