保険会社の経済価値ベース ERM～ 目指すべき姿と課題の克服に向けて ～

このセミナーで学べること

昨今、保険業界では経済価値ベース ERM が大きなテーマとなっています。

保険会社の多くが中期計画などの重要な柱に掲げていることに加え、
規制動向でも、経済価値ベースソルベンシー規制導入の流れ、
ORSA（リスクとソルベンシーの自己評価）、
さらには国際的な規制動向である ICS（保険資本基準）など、
さまざまな動きが起こっています。

ただし、何がERMの本質なのかを見極めておかないと、
形式的な導入に陥ってしまい、
結果としてERMが有効に機能しないといった状況に陥る危険性もあります。

本セミナーでは、
保険会社のリスク管理業務・コンサルティングで豊富な実績を持つ講師が、
経済価値ベース ERM とは何か、
何故それを目指すべきなのか、
そして昨今の規制動向などを分かりやすく説明し、
陥りがちな課題とその克服に向けた論点整理と考え方を提示します。

カリキュラム

1. 経済価値ベース ERM とは何か
・経済価値とは何か
・経済価値で考えることの有用性
・ケーススタディ：生命保険商品を例に
・保険会社の ERM への取り組み事例
2. 関連する保険規制の流れ
・欧州ソルベンシーII
・保険監督者国際機構の ICS（保険資本基準）
・我が国の規制動向について
3. 経済価値ベース ERM の課題
・経済価値と会計価値について
・割引率に関する議論と正しい理解に向けて
・その他よく聞かれる課題
4. まとめに代えて ～ 経済価値ベース ERM の意義
5. 質疑応答

※カリキュラム内容は一部変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。