第2回 安全管理専門担当者研修　『健康経営』を目指した安全衛生対策

このセミナーで学べること

経済の回復基調を背景に、人手不足が長期化深刻化する中、未熟練労働者や高齢者の就労が増加、労働時間も長くなるなど災害の発生しやすい状況にあります。企業は、職場の安全衛生に対しより高い水準が求められていくものと見込まれます。
当研修では従業員の健康の維持と増進は企業のリスク回避、法令遵守に留まらず、経営上必要な投資であるとの観点から『健康経営』を目指し、安全衛生対策強化の参考にしていただくための研修を開催します。講師は行政職員当時、ほとんどの業種に立入調査をした経験がある元・労働基準監督署長です。講師には、コンプライアンス、CSRの観点からも企業の労働安全衛生対策のポイントと運用に
ついて、具体的かつ実践的に解説いただきます。



セミナー時間１３：３０～１６：３０

◆セミナー内容◆

１　開講挨拶等　
２　講演

　　『健康経営』を目指した安全衛生対策

　　【講演内容】
　　　Ⅰ 労働災害発生時の対応と行政処分、労働保険のしくみ
　　　　　労働災害発生時に、どのような場合に立入調査が行われるか、
　　　　　その後の処分等はどうなるか。是正勧告書、指導票、使用停止
　　　　　等命令書、司法処分等。また、労災保険における費用徴収や求
　　　　　償とはどのようなことか。安全配慮義務違反による損害賠償は
　　　　　どうなるか。
　　　Ⅱ 安全衛生担当者に必要な知識
　　　　　安全衛生担当者は、その職務が企業経営にどのように寄与して
　　　　　いるかを経営者に教えなければなりません。
　　　Ⅲ 企業リスク回避と安全管理体制整備
　　　　　労働災害発生による企業リスクにはどのようなものがあるか。
　　　　　その予防対策とはどのようなことか。安全衛生管理体制はどの
　　　　　ように整備すべきか。
　　　Ⅳ 安全衛生に係る法改正の解説と企業の最新安全衛生対策
　　　　 このところの労働安全衛生法令の改正内容と今後の動向について。
　　　Ⅴ 『健康経営』とは～働きやすい職場環境と生産性向上～
　　　　　労働者が健康であることは、企業にとってどのようなメリット
　　　　　があるか。また、最近の労働基準行政の重点である「過重労働
　　　　　による健康障害防止」との関係はどのようなことか。生産性向
　　　　　上と費用対効果をどう考えるか。
　　　Ⅵ 平成28年度創設『健康経営アドバイザー』について
　　　　　現時点で判明している内容をお話します。