これから始める【部門監査】【不正監査】【海外監査】～内部監査部門に期待される役割とは？～

このセミナーで学べること

安定した景気が続く経済情勢を受けて、以前にも増して、新規に上場する会社や上場変更（東証一部への変更）を行う会社が増加しつつあります。そのような会社にあっては、数年前とは異なり、証券会社や監査法人から内部監査の充実・強化を強く迫られることが珍しくありません。

ところが、経営者における内部監査への理解はまだ乏しく、監査法人等と経営者の間で悩む担当者が多いのが実情です。上場会社ないし上場を目指す会社にとっては、もはや内部監査の継続的な実施（毎年実施）は当たり前の時代となっており、定期的に内部監査を実施することは、内部統制の強化や内部統制評価の効率化へプラスの影響を与え、結果として内部監査部門の負担を減らすことにもなります。

内部監査は、企業が実施するコーポレートガバナンスの手段として非常に有効かつ強力なものであり、内部監査の充実・強化は、不正防止や海外子会社の管理に対して多大な効果を発揮します。

本セミナーでは、『これから始める【部門監査】【不正監査】【海外監査】』と題し、これから監査の実務に携わる方に向けて、部門監査・不正監査・海外監査の3つの視点から、内部監査部門に期待される役割と業務について解説するとともに、部門監査事例や不正対策例、海外監査経験を踏まえて、実務上の留意点・ポイントを考察いたします。


■Opening：AIMC紹介および本日のセミナーの概要


■Program.1：これから始める【部門監査】～内部監査部門に期待される業務監査と部門・拠点監査のポイント～

上場会社ないし上場を目指す会社の責務として、コーポレートガバナンスないし内部監査の存在は軽視できません。内部監査はコーポレートガバナンスを効かせるための重要なファクターであり、企業は毎年、有効な内部監査を実施する必要があります。限られた予算およびリソースの中で、毎年効果的な監査を実施していくためには、まずは業務監査を正しく理解しなければなりません。
本プログラムでは、業務監査の本質や目的、位置づけを明確にしたうえで、監査プロセスや部門・拠点への往査、作業上のポイント等について、業務監査の基礎からわかりやすく解説いたします。


■Program.2：これから始める【不正監査】～内部監査部門に期待される不正対策と不正防止・発見のポイント～

内部監査部門に期待される役割として、不正監査があります。内部監査には、不正を未然に防止し、適時に発見する重要なミッションが期待されています。企業が多様な活動を進める中、不正や誤謬といった事象は、残念ながら必ず発生します。最近の不正事例でもわかる通り、不正に対して適切に対応していくことは、現代の企業における重要な経営命題の一つであると言えます。
本プログラムでは、不正対策としての内部監査部門の位置づけ・役割を明確にしたうえで、不正を未然に防止し、早期に摘発する仕組みの構築について、事例を踏まえてわかりやすく解説いたします。


■Program.3：これから始める【海外監査】～内部監査部門に期待される海外対応と海外子会社管理のポイント～

多くの企業が積極的に海外へ進出する中、海外拠点ないし海外子会社の管理が重要な経営課題になっています。海外拠点は、親会社の管理が行き届き難く、不正や誤謬が発生する事例が多く、監査上のリスクが高いと言えます。海外監査には、海外拠点に対して、適切にガバナンスを効かせる牽制効果があるとともに、海外拠点の実状を理解する機能が期待されています。
本プログラムでは、海外管理における内部監査の重要性および役割を明確にしたうえで、海外監査を進めていく課題や留意点について、弊社コンサルタントの海外監査経験を踏まえてわかりやすく解説いたします。