内部監査実務講座 ～コンプライアンス・企業不祥事における内部監査部門の役割～

このセミナーで学べること

不正対策や子会社・海外監査対応等、内部監査部門に求められる役割・仕事は年々増加する一方です。コンプライアンスといった従前より継続して監査するテーマに加えて、近年は、セクハラやパワハラ、長時間労働による労災等、労務管理をテーマにして監査を実施しなければならないケースが多く、働き方改革が声高に叫ばれる中、企業はその推進を図るとともに、適切な労務管理を実践・順守していかなければなりません。現在においては、労務管理等へのコンプライアンスを徹底させることは当たり前であり、仮に違反した事実が発覚・公表されると、企業に致命的な損害を与えかねません。

企業不祥事が断続的に発生する中、コンプライアンスを主眼とした不正対策や労務対策における内部監査の実施が今まさに求められています。現在の体制で漏れなく充分な監査を実施し、期待した効果を得るためには、適切に監査テーマを選択して、その本質を理解したうえで監査を実施していく必要があります。

本セミナーでは、『内部監査実務講座』と題し、内部監査部門のご担当者を対象にして、内部監査の基礎と企業不正対策における監査上の留意点について解説するとともに、企業不祥事への豊富な対応経験を持つ弁護士をお招きし、コンプライアンスにおける内部監査部門の本質的役割と具体的なリスク管理（クレーム対応、セクハラ、パワハラ、労災、社内不正等）について、法律的な観点からご講演いただきます。


■Program.1：内部監査実務講座～内部監査の基礎と企業不正対策における監査上の留意点～
エイアイエムコンサルティング株式会社　公認会計士・税理士　奥川 透

内部監査部門には、不正防止やコンプライアンスに対するアシュアランスとコンサルティングという重要なミッションがあります。最近の不正事例でもわかる通り、企業不正に対して適切に行動していくのは、企業の重要な経営命題であると言えます。続発する企業不祥事への対策として、内部監査の実施は非常に有効です。本プログラムでは、内部監査の目的や内部監査部門の役割、内部監査の全体像や重点監査項目等の基礎知識を整理したうえで、企業不正対策の進め方と監査上の留意点について、解説いたします。
◆講座内容◆
・内部監査の目的　・内部監査部門の役割　・重点監査項目　・内部監査プロセス（予備調査、往査、監査報告、フォローアップ監査）　・不正対策上の留意点 等


■Program.2：内部監査実務講座～コンプライアンスの本質、なぜ内部監査が必要とされるのか～
弁護士法人フロンティア法律事務所　弁護士　黒嵜 隆

現在社会において、企業におけるコンプライアンスへの取り組みが非常に重要になっているのは周知の事実です。しかし、何故コンプライアンスが重要なのかについて、本当に理解して必要な施策を実施している企業はそれほど多くないのではないでしょうか。本プログラムでは、コンプライアンスが重要とされる本質的な理由およびコンプライアンスにおいて内部監査部門が果たすべき役割について、企業不祥事への対応経験を多数持つ弁護士が、コンプライアンスの本質論や具体的な事例に基づき、わかりやすく解説いたします。
◆講座内容◆
・コンプライアンスの本質　・内部監査部門がコンプライアンスにおいて果たす役割　・具体的なリスク管理（クレーム対応、セクハラ、パワハラ、労災、社内不正等）等