営業革新を実現できるシステムの構築、業務プロセスの改革と改善、オープン経営の実現等、企業にとってIT戦略は経営革新に欠かせないものです。
しかし、システムの提案から構築までのプロセスは、山あり谷あり。対クライアントであっても自社内への提案であっても基本は同じ。社内での意思決定が得られないとお蔵入り。
また、システム開発や運用推進の段階で、現場の巻き込み等が十分に行えないと、追加要求への対処に追われ、納期遅れやコストアップになってしまうことも常態化してしまう・・・。
このような諸々のリスクを回避するために、人間の行動特性を理解し、交渉と行動化をデザインする実践ノウハウを紹介します。演習を通して、システム提案をスムーズに通す技術を身に付けて頂きます。
このセミナーで学べること
1.組織とは何か、枠組みと特性を理解します
組織は生き物です。情報システムを改善・改革することで、業務の流れが変わります。その業務に携わっている従業員にどのような影響を与えることになるのでしょうか。従業員の感情や反応はどのようなものでしょうか。情報システムを改善・改革提案をする際に、必ず発生する組織上の4つの問題があります。この問題への対処の方法はどのようなものなのか。組織の枠組みと特性について理解を深め、解決するための考え方と手法の実践を学びます。
2.人間理解に基づいた行動科学理論を活用し、交渉と行動化デザインの技術を習得します
せっかく、素晴らしい改善提案やシステム提案を作成しても、実行できなければ意味がありません。人間理解に基づいた行動科学の考え方と手法を活用し、関係者の心情的な立場や、パワー構造、情報管理等から、システム提案を気持ちよく通すシナリオを作成します。交渉に挑む状況をデザインし、関係者に実行してもらうための行動化デザインをするノウハウを学びます。
3.全体の展開
①組織とは何か、組織の特性理解
②システム提案時やシステム運用推進の際に必ず発生する問題の理解と検討
③交渉と行動化デザインを効果的にする手法の習得
a.チェンジマネジメントの手法 b.スイッチングコスト c.交渉/行動化のためのチャート手法他
④リアルケースの検討
-ケースの作成 -トリオコンサルテーションによる交渉・行動化のデザイン検討
◇期待される効果
1.問題プロジェクトになる可能性のある人的な要因(巻き込みや協力体制の確立等)に対処した解決策を織り込むことで、システム提案の際に自信を持って提案をする姿勢が身につきます。
2.提案する側と提案を受ける側の心理的な立場の違いを理解し、システム提案内容を組織内で通すため、人間としての行動特性を踏まえた配慮ある交渉・行動化デザインの技術を習得できます。
3.交渉・行動化デザインでは、行動科学の考え方とアプローチ技術を学びます。情報システムの変更や刷新によって組織変革や経営改革を推進する上で、必ず発生する問題領域に対処することが可能となります。例えば、関係者のスイッチングコスト分析をすることで抵抗問題への対処等を検討できます。
セミナー詳細
主催者情報 | 一般社団法人サードビジョン |
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講師名 | 加藤和宏 |
参加費用 | 10,000 円 (税込) |
定員 | 8 名 |
カテゴリー | 営業/ITビジネス・運用/スキルアップ |
参加対象 | 情報システム担当者 ITC 情報システム営業担当者 |
参加条件 | |
申込期限 | 2013年3月18日 |
日時 | |
開場時間 | 12:45 |
会場 | 丸高会議室 |
会場住所 | 東京都銀座6-16-12 |
備考 | |
キャンセルポリシー |
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