2020年合格目標・アクチュアリー１次試験対策講座　基本コース｜生保数理（全８回）

このセミナーで学べること

〇講座の特徴
・教科書の各章について、読む順序、章同士の関係および読まなくてもよい章などを紹介しますので、非効率な読み方を防ぎ、
　生保数理の全体像が短時間で把握できます。
・頻出論点や重要公式も紹介しますので、効率的に得点アップが狙えます。また、瞬殺問題の見分け方や解答テクニックなども
　紹介します。
・生保数理の主要論点（営業保険料、責任準備金、連生保険、就業不能保険、定常状態、平均余命、契約変更など）について、
　押えるべき論点、間違え易い論点および理解に時間を要する論点などを効率よく紹介します。
・各回で取り上げる問題やトピックスは、事前に指定します。また、受講者からの質問および要望も講義終了時に受け付けて、
　次回以降の講義内容に反映させます。

〇日程
2020年 4月26日（日）～11月 7日（土）（全8回・24時間）
1. 2020年 4月26日（日）　10:00～13:00（3時間）
2. 2020年 5月30日（土）　10:00～13:00（3時間）
3. 2020年 6月20日（土）　10:00～13:00（3時間）
4. 2020年 7月23日（木・祝）　10:00～13:00（3時間）
5. 2020年 8月16日（日）　10:00～13:00（3時間）
6. 2020年 9月19日（土）　10:00～13:00（3時間）
7. 2020年10月17日（土）　10:00～13:00（3時間）
8. 2020年11月 7日（土）　10:00～13:00（3時間）
※開始時刻の30分前より、入場できます。

〇カリキュラム
第１回　教科書の全体像
1. 教科書の各章の概要、章同士の関係
　 保険料計算基礎率（予定死亡率、予定利率、予定事業費率）がどの章で登場するかなど
2. 教科書の読み方（読んでいくべき章の順序、読まなくても良い章など）
　 教科書通りに読み進めるのは非効率
3. 重要公式
　 試験によく出題される公式を３つに絞って、その覚え方も説明

第２回　営業保険料
1. 純保険料
　 予定死亡率と予定利率で構成される純保険料を最優先に理解
2. 付加保険料（α－β－γ体系）
　 予定事業費率で構成される付加保険料の特徴を解説
3. 営業保険料
　 養老保険から個人年金保険まで代表的な単生命保険の営業保険料を解説
4. 営業保険料を求める３つのテクニック
　 収支相等の原則を含めた、教科書に登場する３つのテクニックを紹介

第３回　責任準備金
1. 責任準備金の発生メカニズム
　 掛け捨て型の定期保険でも責任準備金は発生し得ることを解説
2. 純保険料式責任準備金、責任準備金の再帰式、純保険料の分解
　 将来法だけでなく過去法の責任準備金も丁寧に解説
3. チルメル式責任準備金
　 頻出論点である初年度定期式責任準備金の特徴も解説
4. Thieleの微分方程式
　 微分方程式が成立する３つの条件を解説
5. 責任準備金を求める５つのテクニック
　 将来法を含めた、教科書に登場する５つのテクニックを紹介

第４回　連生保険
1. 連生
　 単生命の場合の「死亡」に当たる概念が複数あるのが連生保険の特徴
2. 最終生存者連生
　 ベン図の活用方法も紹介
3. 条件付連生
　 最も難しい論点も、2番目死亡の原理で解決
4. 特殊な論点（ゴムパーツの法則にしたがう場合の積分変形テクニックなど）
　 頻出論点を具体例で紹介

第５回　就業不能保障保険、多重脱退表
1. 残存表と生命表
　 教科書（下巻）には2種類の「表」が登場し、その違いを理解することが先決
2. 脱退率と絶対脱退率
　 教科書（上巻）第３章の内容をしっかりと理解する必要あり
3. 群団の性質（例．主集団と副集団、開集団と閉集団など）
　 新規加入者のある群団とない群団でどのような差異があるのかを解説
4. 入院保険
　 単生命保険ではあるが、養老保険などとの違いを解説

第６回　その他の論点
1. 定常状態、重要公式を図で覚える方法
　 定常状態は頻出論点。平均年齢などの概念は図示すれば一発で解決
2. 平均余命
　 死亡者の平均余命は教科書に公式があるが、生存者の公式はない。しかし出題はされる。
3. 契約変更
　 解約返戻金を一時払営業保険料とみなす場合の注意点がポイント
4. 入院保険
　 単生命保険ではあるが、養老保険などとの違いを解説

第７回　問題演習（過去問およびオリジナル問題を使用）
1. 事前配布した予想問題を受講生が予め解く
　 できるかぎり教科書などを見ないで解答すれば頭に残りやすい
2. 予想問題の解説
　 単なる解法の説明だけでなく、公式の使い方などのテクニックも紹介
3. 試験問題の読み方、定番フレーズ
　 問題文の特徴や条件の与え方で、解答テクニックを見極めることが可能

第８回　総まとめ
1. 試験直前の過ごし方
　 講師が受験生の頃の失敗談を踏まえて直前の過ごし方などを伝授
2. 試験当日のテクニック（例．時間配分、持参物など）
　 電卓や時計などの重要アイテムは必ず2個持参など。正露丸も
3. 重要公式、重要テクニックの復習
　 頻出公式やその使い方を最終チェック
4. 教科書のおさらい
　 重要ポイントを効率的に押える

※カリキュラム内容は一部変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

〇教材
配布資料
　 講師作成の講義レジュメを当日配布します。
　 次回講義の予習のための事前資料を配布します。（無い場合もあります）
テキスト
　 本講義で用いる書籍です。各回の講義で持参されることを前提とします。
　 　 二見隆（著）『生命保険数学（上・下巻）』（日本アクチュアリー会）
過去問
　 過去問および日本アクチュアリー会からの公式解答は、適宜、投影しますので、持参されなくても構いません。

※電卓は各自ご持参ください。