マインドフルネス・ムービング　身体を動かすのが心地よくなり、所作が美しくなる

このセミナーで学べること

　マインドフルネス・ストレス低減法は、米国はボストンにあるマサチューセッツ病院で、ジョン・カバットジン（現・マサチューセッツ大学・名誉教授）が、東洋の呼吸法や瞑想法をベースにしたストレス低減プログラムを開発したもので、うつ病や慢性疼痛、医療従事者のストレス緩和を通して、多くの関連疾患の治療成績を高めました。その実績が、医学界や行動科学、心理学の世界で知られることになり、今や欧米をはじめ世界的に認知された心理療法としての地位を確立しました。心理療法といっても、その性質上、身体技法が基礎になっています。

●実施内容
　ボストンで確立されたマインドフルネスの原理に基づきながら、わが国で生まれた合気道の身体と呼吸の動作をベースとし、ヨーガの呼吸法や禅の経行(きんひん)、ストレッチの優れた点を、オフィスワーカー用に組み合わせた動作を紹介します。いずれも、運動力学などの科学的な理屈に照らして精査し、事前に健康づくりに取り組む一般の男女からなる研究会で試して、評判のいいものをセレクトしました。器具を不要とし、呼吸と注意を意識して動くことが要点なので、いつでもどこでも１人でもできることが特徴です。

プログラム（予定）
《オフィス編》
１　美しく、堂々と歩く
２　階段を、息を切らずに気分よく昇降する
３　デスクでの疲れにくい座り方（腰痛、肩こり対策）
《自宅編》
４　ラジオ体操ゆっくり版（気持ちを込めて半分の速度で）
５　入浴時に、疲れがとれ爽快にある身体と頭の洗い方
　ほか　参加者の抱える要望に応じても対応します。

●参加して戴きたい方
・運動をしなければと思うが、疲労感があってやる気がしない。
・休養はとっているのに、なぜか疲れてやる気が今ひとつ出ない。
・朝、目が覚めた後、起き上がるまで時間がかかる。
・歩き方、座り方を綺麗にしたい。
・椅子の引き方、ふたの開閉など生活上の動作を綺麗にしたい。
・しなければらなない仕事に気持ちが集中できない。
・パスネットのかざし方が悪いのか、改札で機械に止められる。
・電話の掛け間違いが増えた。　
　など