我が国の貿易を近代から遡ると、日米修好通商条約に始まります。現在にいたっては、単に貿易だけでなく、知的財産権など広範囲に渡って連携するEPAなど、海外との関わりがより包括的になっています。これまで、あらゆる商業に関する条約や交渉を行い、その都度、各国はいかに最大限に国益を追求できるか、しのぎを削って交渉に臨みました。同時に、各国とも複雑になった社会の中で「国益とは何か」という問に悩まされてきました。関税に限って述べると、関税の変動によって、恩恵を受ける業種もある一方、恩恵どころか不利益を被る業種もあります。国益という答えも一つとは限らない社会になったのです。
そして、現在交渉中であるTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)。TPPは環太平洋地域の国々による経済の自由化を目的とした多角的な経済連携協定のことを言い参加するか否かに関わらず、我が国の未来を大きく変えることになるでしょう。TPPで何が変わるのでしょう。私達の未来、文化、経済、生活、社会において、どのように作用するかをお話して頂きます。
このセミナーで学べること
TPP交渉は、自民党政権の公約である重大五品目、労働環境、ISDS条項など多くの課題を抱えています。最近では、ブルネイ会合、TPP首脳会合が終了しましたが、物品市場アクセスや知的財産、環境、投資(ISDS)、競争政策(国有企業)分野において交渉が難航している状況です。しかし守秘義務契約があり、我々の生活に直結する条約にも関わらず、詳しく知りえることはできません。そのような状況下だからこそ、みなさんと一緒に考えていく必要があると思います。そこで、前農林水産大臣でいらっしゃった山田氏にTPPを取り巻く各国の利害、思惑を踏まえ、この交渉の結果で日本がどのように変わっていくのか、多角的な視点に基づく見解を伺います。
セミナー詳細
主催者情報 | 一般財団法人 日本政策学校 |
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講師名 | 日本政策学校 受講生と代表理事 |
参加費用 | 無料 |
定員 | 50 名 |
カテゴリー | 政治・経済 |
参加対象 | 農業、TPP,政治に興味がある方 |
参加条件 | |
申込期限 | 2013年10月30日 |
日時 | |
開場時間 | 18:40 |
会場 | 信濃町駅前ビル 5F |
会場住所 | 東京都新宿区信濃町34トーシン信濃町駅前ビル 5F |
備考 | |
キャンセルポリシー |
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