なぜ今、レジリエンスに注目が集まるのか?――――
今、国内外での競争は激化し、変化の早い事業環境では、様々なストレスや
プレッシャーがのしかかる日常生活の中でもパフォーマンスを発揮し続けること
のできる人材が求められています。
その中で最近注目を集めるのが「レジリエンス」です。
『重圧が高く変化の早い状況でも柔軟に対応し、失敗や困難を成長へと導くための逆境力』
と定義されるレジリエンスは、プレッシャーに強いリーダーの開発、本番で成果をあげる
営業力の強化、シニア社員のモチベーションアップなどにも広く活用さています。
また、ポジティブ心理学の手法を取り入れたレジエンス研修は、後ろ向きな印象で参加者が
限られがちなストレス・マネジメントやメンタルヘルス研修の代替として、
米ゴールドマン・サックスや英蘭ロイヤル・ダッチ・シェル、英グラクソ・スミス・クライン
などのグローバル企業で導入され、その効果は検証済みです。
また、日本国内でレジリエンスが注目を集める背景として以下3つがあげられます。
[1]昨秋の人事系イベントにて金井壽宏氏が ポジティブ心理学の「レジリエンス」について講演!
[2]今年開催されるHRカンファレンスのテーマが「人・組織・経営のレジリエンス」に決定!
[3]NHKの情報番組・クローズアップ現代で「レジリエンス特集」が4/18に放送
レジリエンスが必要とされる3つの理由――――
1つ目に、今の日本は急速にグローバル化していることがあげられます。
多くの企業では変化対応力が求められ、海外から日本を訪れて働く人が年々増えています。
この先もグローバル化はますます進むことになり、それは変化にオープンになることを意味し、
多様性に柔軟に対応し、国籍を超えて活躍する人材がますます必要とされてきます。
意味ある変化を創り出す変革的なリーダーのニーズがより高まるでしょう。
このグローバル化へ対応するためには、英語力やビジネススキルだけでは充分ではなく、
失敗や試練に負けないたくましさ、レジリエンスが必要不可欠となります。
2つ目に、どう働くべきか迷っている人が増えていることがあげられます。
グローバル化、サービス経済化、ネットワーク社会化など個人を取り巻く外部環境は
過去に類を見ないほど激変しています。こうした複雑性、不確実性の高い状況では、
長期のキャリア展望を描くことが極めて困難になります。
だからこそ、自分の考えたようにはことがらを進めることができないような困難に出会った場合でも、
合理的に物事を捉え、自分の仕事やキャリアを投げ出すことなく、たくましさを持って逆境を乗り越える。
そして、つらく痛い体験から価値ある何かを学び、そのたびに成長する力「キャリアレジリエンス」
が求められています。
3つ目は、現代社会のこころの健康の問題があげられます。
ストレスや多忙で精神が疲労している人が増えています。とくにうつ病は社会問題となっており、
職場でのうつ病は深刻です。うつ病にかかりやすいのは女性や若い世代が多いように思えますが、
注意が必要なのは40代から50代のミドルです。体の変化とともに精神面でダメージを受けやすくなり、
将来のキャリアに限界を感じてしまうと希望が失望に、やる気が無力感に変わってしまうからです。
長く健康でイキイキと働き続けるためにも、たくましさを身につけるレジリエンスが必要となります。
下記のレジリエンス度・簡易チェックでチェックが7つ以下の方には特にお勧めです。
□ 私は、一生懸命がんばれば、困難な問題でもいつも解決することができる
□ 私は、誰かが私に反対しても、自分が欲しいものを手にするための手段や道を探すことができる
□ 目的を見失わず、ゴールを達成することは私にとって難しいことではない
□ 予期せぬ出来事に遭遇しても、私は効率よく対処できる自信がある
□ 私はいろいろな才能に長けているので、思いがけない場面に出くわしたとしても、
どうやってきりぬけばよいのかわかる
□ 必要な努力さえ惜しまなければ、私はだいたいの問題を解決することができる
□ 自分の物事に対処する能力を信じているので、困難なことに立ち向かっても取り乱したりしない
□ 問題に直面しても、いつもいくつかの解決策を見つけることができる
□ 苦境に陥っても、いつも解決策を考えつく
□ どんなんことが起ころうとも、私はいつもその事に対処することができる
ぜひこの機会にレジリエンスという今注目の新しい概念に触れてみてください。
このセミナーで学べること
本セミナーでは、30年以上にわたるレジリエンス研究の結果、習得可能と実証された
逆境力を高めるための次の7つの技術を学び、習得していただきます。
第1の技術:ネガティブ感情の悪循環から脱出する
第2の技術:役に立たない”思い込み”をてなずける
第3の技術:「やればできる!」という自信を科学的に身につける
第4の技術:自分の「強み」を活かす
第5の技術:こころの支えとなる「サポーター」をつくる
第6の技術:「感謝」のポジティブ感情を高める
第7の技術:痛い体験から意味を学ぶ
これら7つの技術を習得し、習慣化することで、
重圧が高く変化の早い状況でも創造的にしなやかに対応策を考え、合理的な思考を持って
行動できる逆境に強いビジネスパーソンへと成長を促します。
セミナー詳細
主催者情報 | 株式会社ザ・アカデミージャパン |
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講師名 | 久世 浩司 |
参加費用 | 42,984 円 (税込) |
定員 | 30 名 |
カテゴリー | リーダー研修セミナー |
タグ | 久世 / レジリエンス研修 / レジリエンス |
参加対象 | 「ストレス度の高い業務」の担当者(例:人的・時間ストレスのある仕事、営業・フロント業務) ・「キャリアの節目」(配属・異動・昇進昇格・海外勤務など)で環境変化への対応が必要な社員 ・挑戦度の高いプロジェクト、困難な業務を自律的にやり遂げる力が必要な「次世代リーダー」など、法人・個人問わず参加可 |
参加条件 | |
申込期限 | 2014年6月11日 |
日時 | |
開場時間 | 9:40 |
会場 | 代々木研修室 |
会場住所 | 東京都渋谷区代々木1-32-11 Kビル4F |
備考 | |
キャンセルポリシー |
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