よみあわせ会~古典を一緒に読んでみませんか？

よみあわせ会とは、古典を、皆さんと一緒に読む会です。

では、「なぜ、古典を読むのか？」と申しますと、「昔の人の心にふれて、美しい古典を鑑賞し、教養をつける」と言う意味ではありません。
実は、そもそも古典と言うものは……昔の人などではなく……今も文章の中に封じ込められた「知性」なのです。

その「知性」を、声に出して読むと言うことは……ちょうど、その知性そのものを、なぞるような行為です。
それは、読む人の心の中に、ある種の不可思議な変化を与えます。

ところで、「学ぶ」と言う言葉の語源は、「真似る」と言うのを、ご存知でしたか？

学びを得る為に「真似る」と言うことは、「先人の心に触れ、その伝わりきれなかった情報を、無意識の中に取り込むこと」なのです。
つまり、「知性をトレースすることで、書いてあること以外の情報を、自分の中に取り込める」と言うことを意味しているのです。

この技法は、古くから、播磨陰陽道の技法のひとつでした。
知性を延ばし、現実世界に役立てる為に、古典を読み上げたのです。