カール・ロジャースが提唱した来談者中心療法におけるカウンセラーの態度は、心理的援助に関わる際の基本であり、且つ治療的要因をもたらす重要な条件と言われています。この講座は、前半のビデオ視聴と、後半の参加者有志によるロールプレイ演習を通じ、来談者中心療法についての理解を深めていきます。
このセミナーで学べること
前半:ビデオ視聴
佐治守夫先生は、ロジャースが提唱した「来談者中心療法」を実践した著名な心理臨床家です。 その佐治先生の実際の面接場面を収録したDVD教材『治療的面接の実際-Tさんとの面接』(日精研刊)を視聴し、来談者中心療法におけるクライエントへの対応のあり方を、みなさんと一緒に考えていきます。 特に、カウンセリングという目的を可能とさせる上でカウンセラーに求められるものの一つである「共感的理解」という側面に焦点を当てて、検討したいと思っています。
後半:ロールプレイ演習
参加者のうち有志の方に、短時間のカウンセリングロールプレイをしていただきます。 その後、来談者中心療法の視点から検討・解説をしていきます。 来談者中心療法の関わり方について更に理解を深め、実際の面接に活かしていただくための、足がかりとなるセッションです。
《佐治 守夫(1924~1996)》
元東京大学名誉教授、日精研心理臨床センター所長、日精研心理臨床学院長
民間機関としては草分けとなる1970年代にカウンセリングルームを開設した当初から、日精研においてカウンセリングを実践。東京大学を退官後は、亡くなる直前まで、日精研でカウンセリングの実践と指導・教育にあたられた。
著書、教材:『カウンセリング入門』(国土新書)
『カウンセラーの<こころ>』(みすず書房)
『治療的面接の実際-ゆう子のケース』(日精研)など多数
セミナー詳細
主催者情報 | 株式会社日本・精神技術研究所 |
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講師名 | 八巻甲一 |
参加費用 | 3,500 円 (税込) |
定員 | 24 名 |
カテゴリー | カウンセリングセミナー/コンサルタントセミナー |
タグ | カウンセリング / 来談者中心療法 |
参加対象 | カウンセラー、心理的援助に関わる方に特におススメです。 |
参加条件 | 特にありません |
申込期限 | 2014年9月11日 |
日時 | |
開場時間 | 12:30 |
会場 | 日本・精神技術研究所 2F研修室 |
会場住所 | 東京都〒102-0074 東京都千代田区九段南2-3-27 あや九段ビル2階 |
備考 | ※1:日精研メールマガジン「α通信」購読会員向けの受講料です。まだ会員でない方でも、今回よりご購読をいただく場合には、会員価格にて受講可能です。登録ご希望の方は、その旨記載をお願いいたします。 ※2:後日、あらためて担当者より受付確認、入金案内のメールを送信させていただきます。 |
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