異業種交流会の存在は知っていても、参加する勇気が出ないと、躊躇している方はいませんか?
参加したい気持ちがあるが二の足を踏んでいる理由のひとつに、『自分にとって本当にメリットがあるの?』という懸念があると思います。
異業種交流会はメリットがたくさんあります。
特に若い年代のビジネスマンには、メリットしかないと言っても良いほどです。
ここでは、異業種交流会に参加するメリットをご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
異業種交流会はなぜ人気なのか
異業種会というと、経営者の集まりというイメージを持つ方も多いと思います。
確かに経営者向けの交流会は多いですが、最近では業種や立場、年齢などに関係なく、誰でも参加できる交流会も増えてきています。
異業種交流会も参加者も増えている理由は、大きく分けて3つあります。
人脈作りの場になる
まず何と言っても、他業種の方たちと出会えるため、人脈作りの場として活用するケースが多いですね。
仕事を広げるには、人脈はとても大切です。
会社と家の往復だけですと新しい出会いは期待できませんので、自ら人が集まる場所に行く必要があります。
異業種交流会では名刺交換の時間を設けいているところもありますので、ゆっくり会話ができなくても、名刺を渡すことだけはできます。
出会いたい業界の方と接点を持つことができますので、ビジネスパートナーを見つけることも可能です。
普段なかなか会えない人たちといっぺんに出会える場は、ビジネスチャンスにもつながりますので、貴重な時間となることは間違いありません。
情報収集の場になる
多くの人が集まるということは、多くの情報が集まるということです。
同じ業種や業態でも、会社が違えば考え方や仕事の仕方が違う可能性があります。違いを知ることで、今後の業務に活用できることがたくさんあります。
特に営業職の方は、情報収集はとても重要ですので、異業種交流会を最大限の活用して仕事に活かしている方も多いですよ。
プレゼンの練習の場になる
会の中では、名刺交換と共に自己紹介の時間があったり、自社の事業や商品紹介などができる場合があります。
これはプレゼンの練習として最高の場になります。
異業種会は月に1回程度開催しているところが多く、参加する回数だけプレゼンのチャンスがあるのです。
自分の伝え方や対応の課題が見えてきますし、他社のPRを聞くことで参考になることが非常に多くあります。
社内だけですと同じ社員同士の意見になりますので、新しい発見が少なくなっていきます。
異業種会でのPRは、他の企業の方の意見が聞けますので、新たな発展のきっかけとしても有意義な時間となるはずです。
若者が異業種交流会に参加するメリット
異業種交流会の人気の秘密を理解したところで、次に参加するメリットをご紹介します。
特に若いビジネスマンは必見ですよ。
社会人としての知識やマナーが学べる
異業種交流会にはさまざまな企業、業界から参加者が集まります。
年齢も10代から60代、70代までと幅があります。
そのためそれぞれの年代や時代の話が聞けるため、知識が広がりますし、人生の先輩から社会人としてのマナーなどを学ぶこともできます。
同じ会社の人と話をしていても、視点が同じため変化が起こりにくいのですが、異業種会ではいつもと違う視点での声を聞くことができるのも、今後に役立ちます。
上司や先輩にできない相談ができる
忙しさや責任感から、人に頼ることができなくなり、一人で仕事や悩みを抱えてしまう方がいます。
新卒の頃は上司や先輩に聞きながら仕事をしていたのに、2年目以降になると一人前とし扱われるてしまうため、わからないと言えない、聞くことができない場面が増えます。
そんな時に、会社以外の先輩方や同年代の方と話をすることで、悩み解決の方法が見つかることもあります。
業種の違いがあっても、同じような悩みや経験を踏むものです。
仕事に関係のない人に話を聞いてもらったり、アドバイスをもらえることで楽になることがたくさんありますよ。
コミュニケーション力が鍛えられる
異業種交流会では積極的に声をかけたり、アクションを起こす場面も多いですから、自然とコミュニケーション力が上がります。
初めての方でも挨拶をして、時には無理をしてでも話をしなければならないかもしれません。
1対1で話すこともありますが、複数で話す機会も多く、他の方の話し方、相槌の打ち方、リアクションなどを学ぶチャンスです。
自分や商品に興味を持ってもらうために必要な伝え方、話の聞き方を研究する良い機会にもなりますね。
世界観が広がる
仕事をしていると、自分の所属している会社や業界にばかり目が行きがちです。
異業種交流会に行くと、自分が知らない業界の方がいたり、周りにはいない考えの持ち主がいたり、思いもよらない経験をしてきた方がいます。
ひとつのことに集中して技術を磨き、その道のプロフェッショナルとして突き進むのも良いですよね。
ですが、敢えて違う道の人たちと接することで、今まで考えもしなかったおもしろいアイディアが浮かんだりします。
異業種交流会を楽しむための心得
異業種交流会は普通に参加しても、十分にメリットを感じられますが、どうせなら楽しい方が良いと思いませんか?
仕事ではない場だからこそ、もっともっと楽しむことに意識を向けてみるのもお勧めです。
いつもの自分を脱ぎ捨てる
新しい出会いは新しい自分を発見する機会でもあります。
苦手と思っていたタイプの人でも、話をしてみると苦手意識がなくなった、人と話をするのが苦手だと思っていたが、意外とそうではなかったというように、場所と人が変われば、今までの自分と違う自分を感じられますよ。
『これが自分だから』という思い込みを外して、自分の可能性を広げましょう!
自分の殻を壊すことで、気持ちも考え方も柔軟性が出て仕事の幅が広がります。
とことん素直になってみる
成長する人の特徴のひとつに、『素直さ』があります。
他人の意見や考え方、行動に対してフィルターをかけずに、真っ直ぐ受け止めてみましょう。
良いか悪いかという判断をせずに、目の前で繰り広げられている会話をただそのまま聞いてみる、会場で起こっていることをただ見てみる。
時には、人生の先輩からありがたいアドバイスをいただけるかもしれません。素直な耳と心を持っているとアドバイスがどんどん自分の中に吸収できます。
学ぶ姿勢を持って、相手の懐に入る・・・大事なことです。
素直に人の意見を聞いて取り入れている人は、かわいがられますし、信頼も得られやすいですから仕事につながりやすくなります。
時には仕事を忘れる
異業種交流会はビジネス目的のものも多く、自分や商品を知ってもらわなきゃ!買ってもらわなきゃ!と、意気込んでしまいがちです。
ですが、商品を買ってもらうにはまず人間関係を作ることが必要です。
仕事の話ばかりですと、押し売りされるのか?という不安と緊張を与えてしまいます。仕事から少し離れて、プライベートな話をして相手との距離を縮めることを意識してみると良いですよ。
異業種交流会は仕事の場として捉える事ができますが、その目的は売ることではなく、人とつながることであるということを忘れないようにしてくださいね。
まとめ
異業種交流会は、会社では学び切れない部分を非常に多くの経験をさせてくれます。
交流会で知り合いになった人と、仕事以外のつながりができることもあるでしょう。最初は年代が近いメンバーの、ラフな雰囲気の会に参加してみると良いかもしれませんね。
メリットだらけの異業種交流会をどんどん活用して、知識を増やし人としての幅も仕事の幅も広げていきましょう。
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