副業である程度稼げるようになると、やがてそれを本業にするかどうか悩むようになります。
また、本業との狭間で副業にかけられる時間も限られていることから、どうしても1日で処理できる量にも限界があります。
今回は、WEBライターとして月収30万円を実現して独立した筆者が、副業時代にどんな流れで1日を過ごしていたのか、修行時代から現在に至るまでのスケジュールについてご紹介します。
記事特化型のクラウドソーシングを使って基本を勉強
もともと筆者は、文章やメール・手紙を書くこと自体は嫌いではありませんでした。
そのため、簡単な文章作成のお仕事なら長く続けられるだろうという軽い気持ちで、WEBライターを副業に選んだのです。
とはいえ、右も左も分からないWEBライターの世界ですから、どのようにしてキャリアを積んでいけばよいか分かりません。
当面は本業をこなしつつ、帰って来てから単価の低い仕事をコツコツこなす毎日を過ごしていました。
大手記事特化型クラウドソーシングで修行を積み、2年目でおよそ10万円前後を稼いでいた時期ですね。
このとき、筆者の1日のタイムスケジュールはこんな感じです。
休みはしっかり休んでいました。
<平日>
7:30 起床
9:00 始業
12:00 昼休憩(スマホで仕事があるかをチェック)
19:00 終業(多少残業あり)
20:00 帰宅・夕食・入浴
21:30 記事作成・文章納品
0:00 就寝
大手記事特化型クラウドソーシングでは、文章構成などの決まりごとは運営側で規定のフォームを使い管理されていたので、こちらで1から構成を練る必要はありませんでした。しかし、文章作成にあたり制限時間が設けられていたため、とにかく早くリサーチして文章を作成しなければならず、思ったよりも稼げない月も珍しくありませんでした。
自分でお金を稼げることが嬉しかった反面、なかなか希望通りの仕事にはありつけず、この段階では本業にすることを検討するレベルには進めませんでした。
総合型クラウドソーシングでリピーターがついた
副業として毎月1万円をコンスタントに稼げるようになってから、記事特化型クラウドソーシングの「単価の低さ」と「仕事の少なさ」に不満を覚えるようになりました。
WEBライターとして独立を検討する一つの基準として、文字単価「1文字1円以上」という概念があります。
これは要するに、5,000文字の記事を1本仕上げたら5,000円が手に入るということです。
しかし、当時は1文字0.25円〜5円という単価の仕事が多かったため、たくさん仕事を処理しないとお金にならず、副業以上のステージに進むことを考えるのは現実的ではありませんでした。
しかも、自分がやりたい時にちょうど仕事があるとは限らないため、仕事のない日にどうやって仕事を見つけるのかを模索していた時期だったと記憶しています。
そんな中、WEBライター募集の案件を総合型クラウドソーシングで見つけます。
文字単価が1文字1円換算だったこともあって、背伸びをして挑戦してみました。
すると、そのクライアント様が筆者を高く評価してくれたおかげで、リピートのお仕事をいただけるまでになったのです。
※(ちなみに、2019年現在もリピートしていただいています!)
そのおかげで、毎月稼げる金額が副業を始めて2年目後半から大きく変わり、月に4万円を稼げるまでになりました。
この時期、1日のタイムスケジュールはこんな感じです。
<平日>
6:00 起床・メールチェック(案件確認)
7:30 家を出る
9:00 始業
12:00 昼休憩(メールチェックや文章構成)
18:00 終業(このころから定時退社できるときはすぐに帰っていた)
19:00 帰宅・入浴・食事
20:00 リサーチ・執筆開始
23:00 納品作業・明日の予定確認
0:00 就寝
スケジュールからも分かる通り、次第に副業の占める割合が増え、起床時間や昼休憩の使い方も変わっていきました。
残業するかもしれない量の仕事が出てきた場合は、昼休憩を取らずに仕事していました。
忙しくなって嬉しい反面、どんどん時間を工面するのが難しくなっていきました。
会社を休んで副業をするという本末転倒ぶり
こうして、リピート案件をどんどんこなしていくうちに、クラウドソーシングサイトで実績が積み重なり、新しいクライアント様から発注を受ける機会が増えていきました。
おかげで、副業の月収が10万円という、会社員としてはミニボーナスレベルの収入が得られるまでになったのです。
しかし、睡眠時間や休みを削って仕事をしているうちに体が悲鳴を上げ、とうとう風邪をひいて寝込んでしまいました。
39℃超えというものすごい勢いで熱が上がったため、結局会社を1週間休むことになったのですが、記事作成についてはその間も納期を延ばさずに仕事をしていたのを覚えています。
意識がもうろうとする中で仕事に没頭していたのは、
「会社の仕事は誰かがやってくれるけど、請け負ったライターの仕事は自分にしかできない」
という思い込みからでした。
そして、いつの間にか自分がそこまで成長できたことを嬉しく思いつつも、もう副業として仕事を続けることは体力的にできないと悟りました。
こうして、筆者は会社を退職し、文筆業で生計を立てる覚悟を決めたのです。
当初はアルバイトをしながらWEBライターとして活動することを考えていたのですが、会社を辞めたことをクライアント様に伝えたところ、新たにお仕事をいただけるようになります。
良いご縁が積み重なり、気が付いたら月収30万円という、会社員時代にさえ稼いだことのない金額を手に入れていました。
体調を崩す前のスケジュールはこんな感じです。
<平日>
6:00 起床・メールチェック(案件確認)
7:30 家を出る(通勤中に構成を練る)
9:00 始業
12:00 休まず仕事
19:00 終業
20:00 帰宅・入浴・食事
21:00 リサーチ・執筆開始
0:00 明日の予定確認
0:30 就寝
一見するとそれほどしんどい感じは見えないのですが、このスケジュールに加えて休みの日も半日仕事を入れていました。
また、残業のある日はどうしても就寝時間が遅れがちでした。
<休日>
13:00 スケジュール確認
13:30 リサーチ・執筆作業
16:00 納品作業
16:30 リサーチ・執筆作業
18:00 夕食・入浴など
19:00 納品作業
20:00 リサーチ・執筆作業
23:00 明日の予定確認
0:00 就寝
どうしても文章がまとまらないような日は、2:00〜3:00くらいまで起きていたこともありました。
休むべき日にしっかり休めなかったことがたたって、体調を崩してしまったんですね。
まとめ
以上、筆者がWEBライターを副業から本業にするまでの間、どんな形でスケジュールを立てていたのか、ざっくりご紹介しました。
忙しくなればなるほど自分の時間が減っていき、本業について勉強する時間も減っていったことから、あくまでも副業として取り組むのであれば本業との一線を画する必要があると思います。
もし、これから副業に取り組もうと考えている方は、自分が副業に使える時間を健康管理の面からも考えることをおすすめします。
人間は身体が資本ですから、健康に害のないようにスケジュールを立て、副業に取り組んでくださいね!