ネット上に出回っている副業と聞くと、アフィリエイト以外にもクラウドソーシングを経由したお仕事などが目立つようになってきました。
しかし、何となく敷居が高くなったと感じている方も多いかもしれません。
そこで今回は、「こんなことが副業になるの!?」という視点から、いくつかの副業をご紹介していきたいと思います。
趣味を仕事にするパターン
「趣味を仕事にする」という話はよく聞きますが、実際のところ「そんなレベルでお金もらえるの?」という仕事は結構あります。
どのくらい儲けられるかはプラン次第ですが、ファンが増えると仕事も増えることが予想されますから、潜在的なニーズはまだまだあるものと思われます。
ゲーム動画配信
動画の配信についてはYoutubeの台頭もあって、現代ではテレビを買わずに動画を観るという方も増えてきています。
そして、動画は観るだけでなく、自分で配信することもできるため、気軽に動画を投稿している方もたくさんいます。
趣味という点では、ゲーム動画の配信があります。
自分の実況もからめて動画を配信している方は少なくありませんが、意外と声を邪魔に思っているユーザーもいるため、黙々と攻略している動画をアップしたとしても、好きな人は結構見ています。
他には、自分の好きだったゲームをさまざまな角度から考察し、機械音声で紹介していくという動画もあり、ゲームに対する深い愛情が見て取れます。
歌を歌う
自作の歌を歌うというよりも、コンペ用にクライアントが作った曲に自分の声を当てるといった性質のお仕事が多いようです。
もちろん、自作の歌を売るというケースも考えられるでしょう。
クラウドソーシングサイトでも、出品が目立つジャンルの一つです。
声だけで勝負するという意味では、仮に楽器ができなくてもチャレンジできる分野の一つなので、新年会・忘年会でカラオケのレベルを超えたパフォーマンスをやっていると自負している方なら、気軽にやってみてはいかがでしょうか。
似顔絵
絵が上手い方であれば、自分のタッチで似顔絵を描く仕事なども、意外とニーズがあります。
ブログで写真出しをしたくない人向け、ちょっと雰囲気をぼかした似顔絵が欲しいという人向けに、アイコン画像として使えるものを描いてあげるというお仕事です。
特徴をつかんだ似顔絵の技術を学び、クラウドソーシングなどで出品している方も少なくありませんが、それだけにサンプルも似たような顔が並んでいて食指が動かないというケースは珍しくありません。
自分の絵に個性があり、なおかつ10人中9人が「上手い」と感じるレベルの似顔絵であれば、検討してみる価値はありそうですよ。
本業や人生経験を仕事にするパターン
続いては、本業で経験したことをもとに出品するパターンのご紹介です。
商品内容として身近なものも多いので、人気商品になればコンサルタントレベルの仕事にも結びつく可能性を秘めているジャンルです。
転職相談
転職の問題は、現代では誰しも避けて通ることが難しくなってきています。
一度入社した会社を定年退職するという終身雇用の概念は、年々薄れているのです。
転職市場が活気づくなか、転職にまつわるトラブルも少なくありません。
ブラック企業による賃金未払い問題や残業による過労死などが報道される中、自分がブラック企業に勤めているかどうかの自覚がない人もいます。
そんな中で、客観的な視点から転職すべきかどうかアドバイスできて、具体的に採用を勝ち取るために何ができるのかを指導してくれる存在がいたら、転職活動している人にとってはかなり心強いはずです。
転職回数が多いという方は、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
身近なトラブルの法律相談
訴えるまでにはいかないけれど、ちょっと放っておくのもどうかと思うような、身近なトラブルに関する法律相談になります。
会社の人間関係に関するものや、学校でのちょっとしたいざこざなど、ちょっとしたことだけどそのままにはしておけない問題を法的に解決するにはどうしたらいいか、アドバイスするというものです。
法律に関する資格は取得していなくても、法務職として働いている方や略式裁判などを経験した方なら、ジャンルによっては解決策を提案できる場合があります。
また、裁判員制度についても、経験しているなら未経験者にいろいろ教えることができるでしょう。
愚痴聞き・一日彼女(彼氏)
チャットサービス・通話型などさまざまですが、誰かとトークすることを目的とした「愚痴聞き」や「一日彼女(彼氏)」のサービスも人気です。
サービス業に従事したことのある経験がある方や、人と話すことが苦にならない方であれば、挑戦してみてもよいでしょう。
ただし、相手方が感情移入してしまった場合、ストーカー被害などにつながるリスクもあることから、分別のある相手を選ぶ必要があります。
長く続ける場合、その点には注意が必要です。
ブログや文章で稼ぐパターン
最後に、ブログ・文章納品などの形態で稼ぐパターンについてご紹介します。
副業としてスタンダードなものにはテープ起こし・データ入力・ライティングなどといったジャンルが一般的です。
しかし、それだけが副業というわけでもないのです。
海外のブログ翻訳
翻訳の世界においても、単価こそ低めですがクラウドソーシングサイトで翻訳の仕事を受けられるようになりました。
しかし、実績が無いとなかなか高額の仕事にはつながらないという現状があります。
そこで、海外の有名なブログを翻訳して引用し、自分のブログに載せるという方法を考える人が増えてきました。
ジャンルにもよりますが、海外では人気でも日本にはあまり情報が届かない「X-Games」のようなくくりなら、コアなファンが見に来てくれるかもしれません。
売れるコンテンツをサイトに投稿
個人が自由にコンテンツを作成・掲載し、決まった料金を支払えばそれを閲覧できるというサイトが増えてきました。
「note」などはその代表格と言えるかもしれません。
全くの無名時代から料金を支払ってもらうのは難しいでしょうが、長文の内容やニーズの高いテーマであれば、欲しいと思い買ってくれる方もいるかもしれませんよ。
リライト前提の記事作成
コンテンツ投稿と似ているのですが、こちらはどちらかというと「プロ向け」の商品です。
各テーマごとにリライトを前提とする記事を作成し、記事売買サイトに掲載するというものです。
著作権の譲渡はされているので、購入者はそれを加工して納品できるという利点があります。
ただし、リライト前提とはいえ、本当に基本的な内容しか書かれていないレポートのような記事では敬遠されますから、やはり買ってもらうにはそれ相応の質が求められるでしょう。
おわりに
以上、ネットで稼ぐ意外な方法について、副業にできるレベルのものをいくつかご紹介してきました。
自分の趣味にせよ経験にせよ、何を「相手のために役立てられるか」という視点で検討し、副業にするかどうかを決めましょう。
趣味なら「できること」が、仕事になると途端に「できないこと」に変わるというのはよくあることです。
毎日継続することが苦にならないかどうか、じっくり考えて決めてくださいね。