セミナー詳細ネット環境が整ったことにより、匿名で仕事を受けたり発注したりすることが可能になりました。
そのため、未成年・学生の副業というのも、ハードルが低くなってきています。
しかし、未成年が副業をする場合、成人が気にしなくてもよい部分にも気を配らなければなりません。
今回は、未成年・学生でも始められる副業や、その注意点についてご紹介します。
未成年が副業を行う場合の注意点
未成年が副業を行う場合、保護者の承諾を必要とします。
また、報酬が振り込まれる銀行口座についても、個人の意思で通帳などを作成できないため、保護者との連携が重要になってきます。
親の同意なしでできるのはポイントサイト
基本的に子ども(未成年)が副業を行う場合は、親の同意が必要になるため、できることも限られてきます。
新聞配達などは例外的に中学生でも認められますが、始めるにあたってとにかく書類が必要になるため、少々面倒に感じるかもしれません。
住民票・学校長証明書・保護者同意書のような書類を職場に提出したうえで契約を結ばなければなりませんから、雇う側・雇われる側双方にとってやや面倒な副業でもあります。
また、学業に支障のない「軽易で健康と福祉に有害でない仕事」に限られていることから、深夜時間帯に該当する朝刊配達はできず、夕刊のみが認められています。
そんなわけで、気軽にできる副業としてはポイントサイトへの登録が考えられます。
年齢制限や保護者の同意を必要としないサイトも多いため、自分が必要なお金に応じてサイトを選ぶとよいでしょう。
ポイントミュージアム
ネットビジネスなどに取り組む場合は親の承諾が必要
本格的にネットビジネスやクラウドソーシングサイトを利用する場合は、やはり未成年では18歳以上でなければ取り組めないケースが多いようです。
大手サイトのクラウドワークスでは、以下のように質問集で回答しています。
『クラウドワークスは18歳未満の未成年はご利用いただけません。また、18歳以上の未成年の方は、ご利用にあたり別途保護者の方の同意が必要になります。』
また、仮に承諾なく登録ができたとしても、自分の口座が作れなければ親の口座を借りることになりますから、結果的にサイトの利用について支障をきたすおそれがあるため、今後のスムーズな活動を考えると親の承諾を得ることは必須と言えるでしょう。
詳しくは、自分が使用するサイトの詳細情報をチェックしてみてくださいね。
動画配信は注目されやすいがリスクも高め
比較的小中学生でも人気が出やすいのは「動画配信」です。
Youtuberが人気の職業となっていることから、小さなころから顔出しをしている動画投稿者も珍しくありません。
しかし、小中学生の動画投稿は、注目を浴びやすい反面リスクもあります。
また、年齢によっては自分で動画編集・投稿などができないケースもあるため、保護者がどこまで出演者である子どもの意思を尊重できるのかが問題となります。
もし、未成年の方で自分がどうしても動画投稿をやってみたいと思うのであれば、実際に成功している方の例を参考に考えてみるとよいでしょう。
がっちゃんねる
高校生以上の学生なら基本はアルバイトになる
高校生以上の年齢において、学業を本業として考えるのであれば、副業はアルバイトが一般的になります。
そのため、どちらかというと【高校生以上の副業=アルバイト】というイメージになるものと思われますが、例外も往々にして存在しますから、そちらも含めてご紹介します。
選択肢は比較的自由、身分に応じた求人案内かどうかをチェック
まず、基本的なアルバイトとしては、高校生なら比較的選択の自由があります。
しかし、成人と違って22:00〜5:00までの夜間時間帯に勤務することは認められておらず、基本的に残業もできません。
これはもちろん、企業・社会側の配慮によるもので、高校生に学業を邪魔するような働き方をさせない狙いがあります。
言い換えれば、そのような条件を守って雇ってくれる会社であれば、全く問題ないというわけです。
バイト掛け持ちは違法ではない
このように、終業時間や働ける業種などには限りがある反面、自由度も高いのが高校生のアルバイトです。
経験者の中にはコンビニとレストランでのアルバイトを掛け持ちして、1年間で1,000,000円以上を貯めたという方もいるようです。
また、インターネット経由でのポイントサイトで稼ぐ方法であったり、保護者の同意のもとでビジネスを始めたりする方法も考えられるでしょう。
正社員が夜間大学に通う場合、土日にインターネットを使って副業に取り組むのが現実的
18歳〜20歳が未成年であるということは、場合によっては高校卒業後、夜間大学などに通いながら正社員として働くという選択肢もあるかもしれません。
その場合は、インターネットを使って行う副業の方が、時間の融通が利くはずです。
また、比較的余裕のある時間帯に取り組みたいなら、やはり土日祝のまとまった時間を選ぶことになるでしょう。
ちなみに、昼間部の大学であれば、大学で授業を受けた後の時間で大学の職員として働くという選択肢もありますから、受験する際には募集要項などを確認してみましょう。
まとめ
以上、未成年・学生から始められる副業と、その注意点についてご紹介しました。
未成年が仕事をする場合、多くの場合はどうしても親の同意が必要になるわけですが、子どもが自分の力で働こうとすることを理解してくれる親ならば、きっと相談に乗ってくれるはずです。
もし、縁あってこの記事をお読みいただいている親御さんは、ぜひともお子さんの意思を尊重してあげてくださいね。