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Atreeさんのクチコミ
投稿日:2014/2/14
中世ヨーロッパにはちょっとした憧れのようなものがあったので参加してみました。
今まで世界史には興味があったのですが、美術にはほとんど興味がなく。
しかしその当時に描かれた生の風景を見ていくことで、今まで自分にとって文字でしかなかった世界史が、
リアリティを感じて体験することができました。
病気にかかった人はどうなったとか、子どもが簡単に捨てられるような道徳観だった世界・・・。
日本にいると、治安も良く何もかもが満たされすぎていて、安定しています。
その世界に住んでいると、自分の人生が何もかも決まっていっているような・・・。
昔に比べれば苦労が少なくて良い時代だなぁと思う反面、
"味気なさ"や"退屈さ"を感じ、生きがいが少し欠ける世界だとも感じます。
そんな中で、規律もうやむやで戦争も頻繁にあった世界は、
ものすごく大変であったけれど、"必死に一日一日を生きてきた人生"というのを
絵に描かれていた人々から感じ、そんな生活にちょっとした憧れが芽生えました。
自分とは異世界の、でもビジネスホテルやiPhoneがある現代と同じ世界で実際に存在した世界。
何か、現代から見て固定しきったような生き方(生まれる→小学生→中学生→高校生→大学生→就職→定年→老後)から、新しい世界(生まれる→明日がどうなるかわからない・・・?)が見えてくるようで、美術館にいってみたくなりました。
参加したセミナー
- 中世ヨーロッパの暮らしを覗く
- 中世ヨーロッパを生きた人々は、実際にどのような生活をおくっていたのでしょう。彼らはなにを食べて、どこで寝て、どんな仕事をしていたのでしょう。どのような恋をして、結婚をし、家庭を作って、いかに育児していたのでしょう。彼らは日々、何におびえ、何に苦しみ、何に笑っていたのでしょう。このセミナーでは、残された多くの絵画や版画、都市や建築物といった文化の産物を「窓」として使いながら、昔の人々の生活ぶりと一生を、一緒に覗いていきます。一部の英雄ではない、ごく普通の人々の暮らしを知り、そして当時の社会の仕組みを知っていくうちに、西洋の文化そのものに対する理解も深 まり、皆さまの今後の美術鑑賞や観光旅行が一層味わい深いものとなっていくはずです。