マリリン
表現活動に魔法をかける!
1972年8月18日生まれ。(SMAPの中居正広氏と同じ誕生日)産婦人科で取り違えられそうなり、小学校入学式で自分の名前がないという、挫折人生のスタートを切る。集団行動に馴染めない鬱屈した学生時代を過ごし、まったく興味のない会社に就職。辞めたいと思いながら辞められない15年を過ごす。この15年の間に、社内起業立ち上げ、飲食店経営、週末起業を実践。すべてうまくいかず、でもなんとか現状打破しようと奮闘中。具体的には、10年間以上続けているアーティスト支援サイト「ウルトラパウダー」を飛躍させることが当面の目標。
家族は妻一人、子供2人。最近、マリリン・マンソンにハマる。
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■生まれ
1972年8月18日生まれ SMAPの中居正広氏と同じ誕生日(サインもっています) 産婦人科で取り違えられそうになるが、祖母がほくろの位置を覚えていたためセーフ。もし、そのまま取り違えられていたら・・・ということが今でもたまに頭をよぎります。
■学生時代
小学校の入学式に行ったもののどこにも自分の名前がない、という屈辱を味わう。学校大嫌いで、鬱屈した感情をはき出すため、毎日漫画とショートショートを書いてやり過ごしました。高校からは、友人の誘いでバンドを始めました。小中学校から貯めていた鬱屈を晴らすかのように、より過激な音楽性を好むようになってしまいました。この頃から髪を伸ばし始めて、大学生となったはいいものの、スキーとか合宿とか集団行動が大の苦手なので、サークル活動にはまったく馴染めず、中途半端に軽音楽部に所属し、バンド活動だけするようになりました。オリジナル曲を作って都内のライブハウスで活動するも、就職という壁にぶち当たり解散してしまいます。
■会社に入ったものの・・・
就職活動では、親の薦めに従い自分の本当にやりたいことを押し殺して、堅実なメーカーに就職しました。メーカーの仕事は肌に合わず、すぐに嫌になるが、表向き仕事をこなすことができるので、そのままやりすごしてしまいました。毎朝会社に行くのが嫌でたまらないのに、それを誰にも打ち明けることができない悶々とした日々を続けます。
会社の同期や同僚とはまったく話が噛み合わず、自分がサラリーマンなのにサラリーマンが嫌いになりました。何回かうまくやろうと試みたけど、自分に嘘をついているようで居心地が悪かったのです。
同僚は終電近くまで残業している中、定時退社してライブを観に行く生活を始めました。自分のバンドも出来て、昼は真面目なサラリーマン、夜は過激なノイズパフォーマンスに明け暮れます。どっちが本当の自分なのか?と聞かれれば、どっちも自分じゃない気分でした。サラリーマンにはなりたくないし、かといって過激なパフォーマンスに人生を賭ける気持ちにもならなかったのです。
■社内起業とウルトラパウダー
入社5年目で、インターネットビジネスの社内起業家の応募に立候補して、新規事業として会社を起ち上げました。立ち上がったとき、これでやりたくない仕事とはおさらばできる、やりたいことをやれる人生が始まった!と人生の目標を得た気持ちになりました。しかし、事業の方向性を巡って社長と話がかみ合わず、孤立してしまいました。仕事を干されて会社にただ出社するだけの地獄の日々が始まることになったのです。
そんな中、自分の好きなバンドとインターネットを組み合わせたら面白いと思い、アマチュア作品を紹介するサイト「ウルトラパウダー」を内緒で自分一人で開設しました。少し出口が見つかったかな?と思ったのもつかの間、孤立している私を見かねて本社に呼び戻され、貿易の仕事を与えられることとなりました。その半年後、そのインターネットビジネスの新会社は大きな累積赤字を出し解散。ざまあみろ、と思いましたが、会社の最期を自分の目で見届けることができなかった、という悔しい思いが残りました。
貿易の仕事はまったく面白くなくて、ネットビジネス関係の会社への転職活動を始めましたが、なんとなく踏ん切りがつかず、また、両親から説得され頭がおかしいと言うことで精神科にも行くことになりました。結果は、楽天的で社交的な精神構造という、健康そのものでした。
■会社が嫌で神社通い
会社が嫌でしょうがない思いはさらに続き、毎朝出社前と退社後に神社に相談(拝むだけ)に行く日々が始まりました。週末起業フォーラムで出会った方と何かやろうということで、何か夢をもって行動している人をインタビューしていくネットラジオ番組を始めましたが、自分が嫌でしょうがないのに他人の夢をサポートする気になれず、空中分解してしまいました。
なかなかうまくいかないので、お賽銭の金額を倍増することにしたところ、ウルトラパウダーに作品を載せたいアーティストの方が徐々に増え、掲載が2ヶ月待ち状態になりました。コレではアーティストに迷惑がかかると思い、登録~掲載まで自動でできるプログラムを作ってくれる業者を探し始めました。個人相手に作ってくれる業者を見つけるのは至難の技でしたが、なんとか安価で作ってくれるところが見つかりました。安価といっても安サラリーマンにとっては大金でした。さらにこのときに妻と出会うことができました。誰よりも自分を理解してくれる素晴らしい人です。どん底の気分の中、人生が再び動き出したかのような感じになりました。神社は大切にするべきだ、とこのとき痛切に思いました。
■まさかの社内で3年間飲食店経営~閉店を見届ける
そんなときに、会社の社長が経営している飲食店を運営してくれと言われました。とてもびっくりしましたが、貿易の仕事に辟易していたこともあり、飲食店に飛び込むことにしました。
その後、その飲食店が潰れて、また貿易の仕事に呼び戻されるまで、3年間勤めることになりました。最初の半年はフロアスタッフや厨房スタッフとはまったく口を聞いてもらえず、最初と最後のあいさつだけを繰り返していましたたが、だんだん打ち解けてくれるようになって、冗談を言い合えるようになりました。店の運営方法をめぐって、朝まで議論したことも今では懐かしい思い出です。
昼はサラリーマンをやり、夜は店に顔を出すという忙しい日が続いて、ウルトラパウダーどころではなくなってしまいました。運営に費やせる時間を全く見いだせず、短時間でできる作業を優先させることにしたところ、作業はルーティン化してつまらないものになってしまいました。
飲食店の経営は、オープン時の無茶な事業計画がたたって芳しくなく、ここでも累積赤字を垂れ流していました。経営立て直しに手を尽くしましたが、とうとう閉店ということになってしまいました。以前のネットビジネスのときは最期まで見届けることができなかったので、ここは絶対最期に立ち会おうと、スタッフの閉店宣言から店の内装解体まで立会いました。
■3重苦と東北関東大震災
貿易の仕事に戻り、普通のサラリーマンになったものの、やはり組織に適合することができず、会社が嫌という気持ちがさらに増幅してきます。
このあたりから、ウルトラパウダーで独立したいという気持ちがたかまりますが、出品手数料無料にしていることもあって良いビジネスモデルを見いだせず、悶々としてしまいます。この時点で週末起業としてやっているウルトラパウダー開設から10年も経ってしまっていました。
飲食店時代に運営が滞ったのが効いて、さらに同じようなサイトも増えてきたため集客もだんだん落ちてきました。会社も嫌だし独立のネタもうまくいかない、さらに子供の世話で自分の時間も無くなるという3重苦になってしまいます。平日朝5時に起きて会社近くのカフェで1時間半自分の仕事時間を作り出すが、それでも足りないのです。フルタイムでやりたいがそれができない。昼のサラリーマンをやっている時間が無駄に思えてしょうがないのです。
このままサラリーマン生活を送りたくない!助けてくれ!という思いだけが募ります。でも、辞めれば定期収入は無くなるのです。家族はどうする?教育費は?保険は?どうするよ!
そんなときに東北関東大震災が起こりました。震度5の揺れの中、もしこのまま死ぬのであれば、自分のやりたいことをやれなかった人生だったなと思いました。
■自分と向き合う~人生の棚卸をする
2人目の子供の出産のため妻が里帰りをしたため、その間自分自身と向き合う時間を多く取ることができました。その時間を活用し、何が嫌で何が好きなのか?何をやりたくないのか、やりたいのか?何が続けられるか?と、自分の人生の棚卸しをすることにしました。
そして、「人のために生きるのではなく、自分のために生きたい」と自分が強く思っていることを再確認しました。そして、自分が今まで自分を犠牲にして、他人の人生に合わせて生きてきたことを反省し、自分の人生を変えたいと思いました。人にあれこれ指図されたりご機嫌を伺うような人生は送りたくない。ビクビクして生活したくない。今日死ぬとして、後悔はしたくないと思いました。
会社の従業員として人生の時間をやりたくもない仕事に時間を取られるのは嫌だ。
■やれるところから step by step
とはいっても、明日から突然会社を辞めることは自分の性格では無理です。
家族を路頭に迷わすようなことはしたくないのです。
だから、ウルトラパウダーを再度見直して、実行できるところからビジネス化していこうと思いました。
まだまだ実現できていないことはたくさんある。こんなところで諦めてはならない。
決意したところから、様々なものが新たに見えてきました。
やっぱり、クリエイティブな人と話をするのが好きなのです。新しい発想やアイデアに触れるのが好きなのです。だから、そういう人たちとたくさん触れ合える機会を作るウルトラパウダーって、自分の天職かもな、と思い至ったのです。
そう考えると、実際に行動に移すこともできるようになってきました。今まではリスクがどうのこうのと考えてなかなか実行することに臆病になっていたけど、リスクを取らないとその先の成功もありません。
このような思いの中、ウルトラパウダーという「器」を活用しながら、アーティストとの関わりを増やそうと現在に至ります。
自分の強みは、サラリーマンを経験していること。そして、週末起業家を10年やっているということ。この2つを生かしてどうやってアーティストと関わるか、を考えました。
そこから出てきたのは、社会人アーティストの存在です。会社で働きながら、表現活動をやっている方または始めたい方が多くいらっしゃいます。そのような方と多く出会い、表現活動から収入を得られるようにしていけたら、と思っています。
このような人生を歩んでいるマリリンですが、どうぞよろしくお願い致します。