佐々木 常夫
過酷な運命を引き受けながら社長に上りつめたビジネスマン
東大経済学部卒業後、東レに入社。
育児(自閉症の長男・次男・長女)、家事、介護(肝臓病・うつ病の妻)に追いかけられる状況の中で仕事への情熱を捨てず、大阪、東京と6度の転勤をしながら破綻会社の再建やさまざまな事業改革に全力で取り組む。
東レ経営研究所社長を経て、現在同社特別顧問。
数々の企業や事業の再構築を成し遂げ、東レ3代の社長に仕えた経験から独特の経営観を持ち、経営者育成プログラムなどの講師を務める。
その半生を包み隠さず綴った著書「ビックツリー~私は仕事も家族も決してあきらめない」が反響を呼ぶ。
「働く君に贈る25の言葉」は半年で35万部出版となり、2011年ビジネス書最優秀著書賞を受賞。
1944年秋田市生まれ。
6歳で父を亡くし4人兄弟の次男として母の手ひとつで育つ。
1969年東大経済学部卒、東レ入社。
自閉症の長男に続き年子の次男、年子の長女が誕生。
しばしば問題を起こす自閉症の長男の世話、加えて肝臓病を患った妻がうつ病にも罹り20年の間に43回もの入院、3回の自殺未遂を起こす。
まだ子供が小さいときは、朝5時半に起き3人の子供の朝食と弁当を作り、夕方は会社を6時に出なくてはならない日々。
育児、家事、介護に追いかけられる状況の中でも仕事への情熱を捨てず、大阪、東京と6度の転勤をしながら破綻会社の再建やさまざまな事業改革に全力で取り組む。
その実績が認められ、
2001年同期トップで取締役となり、
2003年東レ経営研究所社長就任。
数々の企業や事業の再構築を成し遂げ、東レ3代の社長に仕えた経験から独特の経営観を持つ。
2010年より、東レ経営研究所特別顧問に就任し、現在、内閣府男女共同参画会議議員などの公職も兼ねる。
【著書】
「新版ビッグツリー」(WAVE出版)
「部下を定時に帰す仕事術」(WAVE出版)
「そうか、君は課長になったのか」(WAVE出版)
「働く君に贈る25の言葉」(WAVE出版)
「本物の営業マン」の話をしよう(PHP研究所)
「これからのリーダーに贈る17の言葉」(WAVE出版)