齋藤 William 浩幸

日本に一番足りないもの 日中がチームになるヒント

齋藤氏はカリフォルニア生まれで、10歳で商用ソフトウェアのプログラムを始め、16歳で大学入学。暗号と生体認証に関する第一人者であり、2012日経ビジネス「次代を創る100人」に選ばれ、いまは日中はじめ多くのベンチャー企業を育成するための投資事業を行っています。

<著書>
ザ・チーム(日本の一番大きな問題を解く) 2012年10月
出版社:日経BP社 
Amazon.com、 その他大手書店にて販売開始

カリフォルニア生まれ。10歳で商用ソフトウェアのプログラムを始め、その10年後には自社を法人化。1998年に27歳で「アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー」(アーンスト・アンド・ヤング、ナスダックおよびUSAトゥデイ主催)を受賞。暗号と生体認証に関する第一人者でもある。日本では2012年、日経ビジネス「次代を創る100人」に選ばれる。

自社で世界初の生体認証システムを開発し、その中核技術(BAPI)をもってマイクロソフト社を含む160社以上の企業とライセンス契約を結ぶ。BAPIは事実上の世界標準規格となり、2004年には自社をマイクロソフト社に売却する。

2005年に拠点を東京に移し、株式会社インテカーを設立。コンサルタント会社として、企業がグローバルに認められ、革新的な技術がビジネスで成功するための助言を行いながら、ベンチャーキャピタルとして資金援助を行う。アントレプレナー達の手助けに情熱を傾ける傍ら、日本の政府機関への協力や、大学の講義、政策問題への提言などを行う。講演活動をはじめ、出版物やテレビなどあらゆるメディアを通じて情報発信をしている。

2012年には、総理大臣直属の国家戦略会議で委員を拝命し、また日本の憲政史上初めて国会に設置された、東京電力福島原子力発電所事故調査委員会(NAIIC)では、最高技術責任者を務めた。海外では、ダボス会議の世界経済フォーラムから「ヤング・グローバル・リーダー」および「グローバル・アジェンダ・カウンシル」のメンバーとして選出、その後同フォーラムのボードメンバーにも任命されている。

各国の政府機関に対する支援活動を行うなか、日本では、経済産業省、総務省、文部科学省、国土交通省、独立行政法人・産業技術総合研究所、情報処理振興事業協会などの機関に対して支援協力の実績がある。

著書としては、2011年に出版された自伝本「An Unprogrammed Life」(John Wiley & Sons)の他に、初の日本語本「ザ・チーム-日本の一番大きな問題を解く―」(日経BP社)が2012年に出版された。その他エッセイ等を含めると出版物は多数を数える。