松井 忠三
良品計画会長
株式会社良品計画
代表取締役会長 兼 執行役員
1949年、静岡県生まれ。株式会社良品計画会長。
73年、東京教育大学(現・筑波大学)体育学部卒業後、西友ストアー(現・西友)入社。92年良品計画へ。総務人事部長、無印良品事業部長を経て、2001年社長に就任。赤字状態の組織を“風土”から改革し、業績のV字回復・右肩上がりの成長に向け尽力。07年には過去最高売上高(当時)となる1620億円を達成した。08年より現職に就き、組織の「仕組みづくり」を継続している。
『無印良品』ブランドは、衣料品から家庭用品、食品など日常生活全般にわたる商品群7000品目超を、企画開発・製造・販売する製造小売業。1980年、「わけあって、安い」をキャッチフレーズに、40品目でデビューした西友のプライベートブランドが同社の前身。生活の基本となる本当に必要なものを、本当に必要なかたちでつくる、安くてよい品の提供を実現するため、生産工程の手間を省き、包装を簡略化。そのシンプルで美しい商品は、物質的な豊かさよりも精神的な豊かさを追求する時代の主役として支持され、世代も国境も越えて、多くの消費者を魅了し愛用され続けている。
〔良品計画〕東証一部
1989年設立。2010年2月期連結は、売上1643億円、経常利益146億円。資本金67億6625万円