川上浩司(かわかみひろし)

「素数ものさし」を生み出した不便益システム研究所 所長

京都大学 特定教授 博士(工学) デザインイノベーションコンソーシアム 理事

京都大学工学部卒業。同工学研究科修了。岡山大学工学部助手、京都大学大学院情報学研究科准教授を経て、現在、同大学デザイン学ユニット特定教授。システムデザインの研究に従事。人工知能や進化論的計算手法をシステムデザインに応用してきたが、京都大学共生システム論研究室に配属後、人と人工物の関係を考え直し、「自動化」に代わるデザインの方向性を模索している。著書に「不便から生まれるデザイン ~工学に活かす常識を超えた発想」(DOJIN選書)がある。計測自動制御学会論文賞(1991年、2003年、2012年)、ヒューマンインタフェース学会論文賞(2010年)、自動車技術会論文賞(2014年)など受賞論文多数。