井上 健
エバーノート株式会社 日本法人代表
米シリコンバレーに本社を構える「Evernote(エバーノート)」は、
全世界でのユーザ数が1億人を突破するなど、クラウドサービスの最前線をゆく。
その日本法人を任されているのが、ジェネラルマネジャーの井上健氏。
世界で日々ユーザを増やしていくなかで、Evernoteの創業初期から根強い支持を集めていた国が日本だった。
住友銀行に入行後、米国留学を経てNECの米シリコンバレー戦略部門の立ち上げ、日本帰国後にネット・インキュベーターのネットエイジ社の業務・資本提携、エイパックス・グロービス・パートナーズで国内外のITスタートアップへの投資・経営参画、などに従事。
2008年にスマートフォン黎明期のモバイルベンチャー、頓智ドットに設立直後から参画した後、2012年4月にEvernoteに入社、以来同社の重要拠点である日本事業の統括責任者を務める。
〜Evernote〜
今や、ビジネスマンに欠かせない存在となったクラウドサービス。いちいちデータをPCやUSBに保存しなくても、インターネット上に保管すれば、なくす心配もなく、どのPCからでも見ることができる。
米グーグルや米アマゾンなど、国内外の企業がクラウドサービスを開発するなかで、コンシューマ(一般ユーザ)を中心に圧倒的人気を誇るのがEvernoteだ。
操作はいたってシンプル。ノートを取るような感覚で、情報を蓄積していくことができるというもの。テキストを自分で打ち込めるし、携帯で撮った写真を貼り付けることも可能。録音した音声や動画と、とにかく何でも記録でき、探しやすい。
ちなみに、ノートに終わりはなく、容量無制限。まさに「エバー」だ。
ちょっとしたメモから、仕事に使う資料の保存まで、使い方は各種各様、お好きにどうぞ。その自由さが多くの人に愛されるゆえんなのだ。