西澤 知史、マヌーシ・マダチェリ、クラウス・マイヤー
インド市場への参入戦略と事業拡大
西澤 知史
ジェトロ本部 海外調査部 アジア大洋州課
2004年入構。国内勤務の後、2011年よりインド・ニューデリー事務所調査部長としてインドの政治経済・投資環境の調査や日系企業からの各種相談窓口を担当。2015年より現職、インドを中心とした南西アジア域内の調査を総括。
マヌーシ・マダチェリ(MANOJ MADACHERY)
M+V コンサルティング部門責任者
インド、ポンディシェリ出身。インド大学で物理と経営学(MBA)を専攻。15年間の市場調査とコンサルティング経験を有する。2007年よりM+Vにジョインし、調査、コンサルティング、事業開発を統括。現在はバンガロール在住。
クラウス・マイヤー (KLAUS MAIER)
M+V 代表取締役
ドイツ出身。ドイツとスペインで国際経営を専攻し、物流会社へ入社。米国勤務後、90年代よりインドで勤務し、2000年にM+Vを設立、以来約20年間ニューデリ在住。欧米、主にドイツ企業のインド市場参入支援を手掛ける第一人者。
中国経済がスローダウンし、沿岸部の人件費も高騰する中、多くの日本企業が次なるターゲット市場を模索している段階のようです。地理的、心理的に近しい東南アジア諸国をターゲットとする企業も多いようですが、市場のサイズという視点では中国ほどのインパクトは期待できないというのが実情です。
そこで今注目を集めている市場がインドです。国連の発表によるとインドは2022年に中国を抜き世界最大の人口を抱える国となり、2050年には約17億人に達すると予測されています。2015年の経済成長率も7.8%と中国の6.9%を上回りました。アジア開発銀行の予想では2016年の成長率は8.2%と予測されており、今後10年間は有望な市場になると考えられています。
しかし、インド市場には多くの困難が待ち受けています。一番大きな問題は、ビジネス文化が日本と比較するとあまりにも違い過ぎるということです。日本の常識からすると考えられないような問題が普通に毎日起こるのです。そして問題に振り回され、営業に全く集中できないというケースも多くみられます。
当セミナーでは、インド市場の魅力と可能性、参入戦略の選択肢だけでなく、アウトソーシングを活用した問題解決策、実際の参入事例について詳しく解説致します。